U-18代表のエース候補、FW安藤瑞季は「一番良かった頃のキレを取り戻す」ことに注力

ゲキサカ / 2017年9月5日 6時1分

UFW安藤瑞季(左)がFW町野修斗と競り合う

 U-18世代のエースストライカー候補の一人、FW安藤瑞季(長崎総合科学大附高)は現在、「一番良かった頃のキレを取り戻す」ことに注力している。

 今夏のインターハイで3試合連続ゴールを決めるなど高校年代の大会で得点力を発揮しているだけでなく、U-19日本代表として出場したトゥーロン国際大会でも得点するなど世界でもその得点力を示している安藤だが、本人の中では半年前のベストに到達していないのだという。

 安藤は今年2月、U-18日本代表の一員としてスペイン遠征に参加。U-18カナリア諸島戦で決勝点を決め、U-18ベルギー代表戦、U-18スペイン代表戦での勝利に貢献している。「自分たちの代で初めて行って、海外の選手相手。スペインでやった時が、一番キレがあった。そこに持っていかないとメンバーに選ばれただけでは満足できないし、キレを戻すというところを目指している」と安藤は話す。

 スペイン遠征後は怪我や疲労もあって、ピークを維持することができなかった。だが、「求められている部分は切り替えの速さだったり、相手よりもハードワークすること。オレのいいところは守備をガツガツ行って、奪い返したら一番強く、速く裏に抜ける。そういうアグレッシブなプレーが自分の得意なプレー」と語る安藤は最高のキレをピッチで表現し、今年11月に19年U-20W杯アジア1次予選(AFC U-19選手権2018予選)を戦うU-18日本代表を牽引するつもりでいる。

 U-18日本代表候補合宿初日となった4日は、半数以上の選手が疲労面を考慮されて練習を途中で切り上げたが、安藤はFW町野修斗(履正社高)やMF山田康太(横浜FMユース)らとともにゴールをおいての5対5などフルメニューを消化。5対5では抜群の切り替えの速さでボールを奪い取り、影山雅永監督からは「瑞季、スーパー!」と賞賛する声も聞こえていた。そして右足、左足を振り切ってのシュート。ピッチサイドで見守るJFA関係者やJクラブスカウト陣を唸らせるようなプレーを見せていた。

 それでも、本人は「5回も6回も何回も言われるくらい。一回の『スーパー』じゃ満足できない」ときっぱり。「自分が代表で必要な選手になれるように、フル代表でも活躍できるように日々目標もってやらないといけない」と高い意欲を口にし、一つ一つのプレーから徹底してこだわって行く姿勢を感じさせていた。

 今回のU-18日本代表候補合宿には「ありのまま話せる」という“兄貴分”FW田川亨介(鳥栖)も参加。コンビを組んでストレッチを行うなど早速色々な会話をしていた。自分の試合の応援に駆けつけてくれたこともあるという田川は、「Jリーグで点取って活躍している。見習うところがあります」と目標にもしている存在だ。

 その田川は今年5月に開催されたU-20W杯に出場。次回19年のU-20W杯への出場権を世界経験者の田川らとともに、必ず獲得しなければならない。「今年、(U-20)ワールドカップに5大会ぶりに出たので、自分たちの代でそれを続いて、将来一つずつ積み重ねて行くことが大事だと思う。それを閉ざさないようにすることが大事だと思うので、引っ張って頑張っていきたい」。

 見ている側に伝わるほどのアグレッシブなプレースタイルのストライカー。最高のキレへ自身を持っていくこと、そしてU-18日本代表、所属する長崎総科大附で目の前の試合全てで勝つことを目指して、注目FWはこの秋を戦い抜く。

(取材・文 吉田太郎)

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