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6万大観衆、酷暑の完全アウェーで日本は敗れる…サウジが3大会ぶりW杯出場決める

ゲキサカ / 2017年9月14日 17時22分

 サウジアラビアも後半10分、後半から1トップに入ったナワフが右サイドから長友をかわしてPA内に切れ込み、シュート。決定的な場面だったが、至近距離でGK川島永嗣がビッグセーブを見せ、ゴールを許さなかった。それでも、ようやく訪れたチャンスに場内のボルテージは一気に高まる。すると後半18分、MFヤヒア・アルシェハリからフリーでパスを受けたアルムワッラドが右足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らした。

 ユニフォームを脱ぎ捨て、上半身裸になって喜びを爆発させるアルムワッラド。W杯出場を大きく手繰り寄せる先制点にスタジアムの観客も総立ちとなり、騒然とした雰囲気に包まれた。日本は直後の後半22分、岡崎に代えてA代表デビューとなるFW杉本健勇を投入した。同35分には最後のカードを切り、柴崎に代わってFW久保裕也がピッチへ。システムも4-2-3-1に変更し、山口と井手口のダブルボランチで、久保がトップ下に入った。

 日本も最後まで同点ゴールを目指して攻撃を仕掛けるが、サウジアラビアの選手は露骨な時間稼ぎに入る。そのまま0-1で敗れ、最終予選最終戦で2敗目を喫した。日本は6勝2分2敗の勝ち点20で首位。サウジアラビアが勝ち点を19に伸ばし、2位でW杯出場を決めた。オーストラリアは同じ勝ち点19ながら得失点差で劣り、3位。プレーオフでA組3位のシリアと対戦し、その勝者が北中米カリブ海予選4位チームとの大陸間プレーオフで最後の1枠を争う。

(取材・文 西山紘平)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧
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・守備の負担かかる攻撃陣に長友「彼らが攻撃の体力を残せるように」
・監督会見

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