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過酷なデビュー戦で見せ場なく…杉本健勇「何かを変えていかないと」

ゲキサカ / 2017年9月6日 10時33分

後半22分から途中出場し、A代表デビューを果たしたFW杉本健勇

[9.5 W杯アジア最終予選 日本0-1サウジアラビア ジッダ]

 厳しい状況でチャンスはやってきた。日本代表初選出のFW杉本健勇(C大阪)は後半22分からFW岡崎慎司に代わって途中出場し、A代表デビュー。その4分前に失点したばかりで、1点を追う展開でピッチに入った。

「(ベンチに)呼ばれたのは失点する前。交代する直前に失点して、難しい場面での出場になった」。先制したサウジアラビアはその1点を守り抜くべく、スペースを消して引いて守り、露骨な時間稼ぎで時計の針を進めた。

 前線の杉本にもなかなかボールが入らず、見せ場らしい見せ場はなかった。「もうちょっと自分から積極的に呼び込むプレーができたらよかった。もうちょっと自分から動いてプレーできれば」と反省すると、「ダメだった。実際に(日本代表で)プレーしてみて、まだまだだなと。ここでもっとやるためにはもっとレベルアップしないといけない」と、あらためて決意を固めた様子だった。

「チームに帰ってからが大事になる。今までと同じではなく、何かを変えていかないといけない」。W杯出場を懸けたサウジアラビアと完全アウェーの環境で戦ったデビュー戦。これ以上ない経験を刺激に、24歳のストライカーはさらなる成長を誓った。

(取材・文 西山紘平)
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