何ができるのか、見せるチャンスとなったU-18代表候補の“青白戦”。MF山田、CB谷口がゴール
ゲキサカ / 2017年9月6日 8時18分
U-18日本代表の影山雅永監督は「(世界大会で勝ち上がるために)サポートしてかかわりながらというのは外せないし、みんなが常に連動していくということは外せない。そこだけは最大公約数として抑えて、あとはこのキャンプで見せてくれよと」選手たちにメッセージを送っている。
トレーニングから連続してボールにかかわること、高い強度のプレーを見せることを求めながら、「自分の特長を見せてくれ」と指揮官は期待。27名の候補選手によって行っている大阪合宿2日目の5日午後、選手たちは20分×3本の“青白戦”でその持ち味を表現するチャンスを得た。
1本ごとにメンバーを入れ替えながら行った11対11のゲームでは、ボールへのかかわりと守備の強みなどを発揮したMF齊藤未月(湘南)とパワフルな突破で相手DFラインに穴を開けたFW田川亨介(鳥栖)のJリーガー2人が際立つ動きを見せていた。
1本目にはFW町野修斗(履正社高)の折り返しからMF山田康太(横浜FMユース)が右足でゴール。3本目にはカットインしたMF杉浦文哉(名古屋U-18)のクロスにMF圓道将良(旭川実高)が飛び込み、そのこぼれ球をCB谷口栄斗(東京Vユース)が積める形でゴールが生まれた。
山田やMF品田愛斗(FC東京U-18)、左SB宮本駿晃(柏U-18)らがボールに多く絡んで攻撃をコントロール。また、MF佐々木大樹(神戸U-18)が巧みなターンからチャンスに絡み、連続性のある動きを見せたFW中村駿太(青森山田高)や裏の抜け出しを狙い続けたFW古川大悟(千葉U-18)が決定的なシュートを打ち込んでいた。
相手のプレッシャーを剥がして前進していた大型ボランチ、MF西村恭史(興國高)ら初招集組も可能性を示す動き。U-18日本代表候補は大阪合宿最終日の6日も、短時間のゲームを行う予定だ。今回の大阪合宿は8月に行われた国際大会、SBS国際ユースサッカー出場の20名らが不在。その中で合宿最終日にアピールして今月下旬から行われるカタール遠征メンバー、11月のAFC U-19選手権予選メンバーに食い込むのは誰か――。
(取材・文 吉田太郎)
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