法大DF川崎雅哉が決勝点の起点に!ここまで“唯一”ベンチ外だった男が大仕事
ゲキサカ / 2017年9月11日 10時46分
[9.10 第41回総理大臣杯全日本大学トーナメント決勝 明治大0-1法政大 長居]
“人間性”を評価されての抜擢だった。初戦となった2回戦から準決勝までの3試合、登録メンバーのうち唯一ベンチ入りもできなかったDFが決勝のピッチへ立った。法政大のDF川崎雅哉(4年=静岡学園高)は総理大臣杯・決勝の明治大戦で今大会初の先発出場。左SBでおもに守備で奮闘し、決勝点の起点にもなった。
準決勝・筑波大戦で黒崎隼人(3年=栃木ユース)が二度の警告を受けて退場したため、決勝は出場停止。そこで白羽の矢が立ったのが川崎だった。法大の長山一也監督は起用理由について「寮長をやるなど、普段から後輩の面倒を見ていますし、信頼している。人間的なところを見て、送り出しました」と明かした。ルーキーのDF高木友也(1年=法政二高)を先発で使うプランもあったが、迷った末に4年生DFに託すことを決めたという。
今大会直前の韓国遠征では相手選手と交錯し、顔面を負傷。そこからコンディションを落とし、試合出場からは遠のいていた。しかし仲間の出場停止というアクシデントを受けて、チャンスはやってきた。
川崎は「自分だけが今日まで唯一ベンチ外でしたが、しっかり準備はしていました」と胸を張る。実際に試合では同サイドのMF森俊貴(2年=栃木ユース)と連動して、相手の攻撃をブロックするなど、守備で身体を張った。そして後半22分には決勝点の起点となる活躍。クリアボールをすぐに前線へ蹴り返すと、そこからFWディサロ燦シルヴァーノ(3年=三菱養和SCユース)とFW上田綺世(1年=鹿島学園高)が連動し、決勝弾が生まれた。
大会直前の顔面負傷でコンディションを落とし、屈辱のベンチ外が続いても決して下を向かず、チームのためにやるべきことを見つめてきた4年生。準備を怠らなかったDFに勝利の女神は微笑んだ。
(取材・文 片岡涼)●第41回総理大臣杯特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
パリ五輪出場決定! U-23日本代表が細谷&荒木2発でイラク撃破! アジア制覇王手と8大会連続の五輪へ
ゲキサカ / 2024年4月30日 7時32分
-
パリ五輪決めたCB陣は得点にも意欲…木村誠二「決めていれば真大よりも上だった(笑)」高井幸大「マジで欲しいっす」
ゲキサカ / 2024年4月30日 5時33分
-
J3→J2→29歳186日でJ1デビュー…苦労人の“遅咲き”DFが培った不屈の精神とは?【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年4月24日 14時30分
-
セルティック スコットランド杯連覇に王手 古橋が同点弾の起点
スポニチアネックス / 2024年4月21日 0時21分
-
【CL準々決勝プレビュー】最多王者マドリーvs前回王者シティ! 優勝候補筆頭同士によるベスト4懸けた初戦
超ワールドサッカー / 2024年4月9日 18時30分
ランキング
-
1今永昇太がナ・リーグの月間新人賞! カブス1年目〝ノーストレス〟で快進撃
東スポWEB / 2024年5月4日 0時7分
-
2巨人「長嶋茂雄DAY」で坂本V打&猛打賞 岡本和5号2ラン 門脇3打点 戸郷35日ぶり2勝目
スポニチアネックス / 2024年5月3日 20時54分
-
3巨人・大勢「違和感があって腕振れなくなった」「このままだと投げられないというか、抑えられないと」
スポニチアネックス / 2024年5月3日 22時23分
-
4真美子夫人の指輪を拡大すると「好感度高い」 大谷翔平との違いに目を凝らすXユーザー続出
THE ANSWER / 2024年5月3日 15時3分
-
5佐藤輝明のバッティングに掛布雅之氏が喝 「気持ちが前に出ない三振を繰り返すなら…」
Sirabee / 2024年5月2日 18時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください