[NB CHAMPIONSHIP U-16]先輩たちに負けないくらいの声と頑張りで連覇を!青森山田が東海大相模に5-0快勝!

　逆に青森山田は11分、緩急をつけたドリブルで仕掛けたMF武田英寿がPKを獲得。これを自ら左足で決めて3-0とすると、15分には浦川と田中翔のワンツーから攻め上がり、最後はゴール前の混戦から田中翔が2点目のゴールを決めた。

　リードを広げ、交代枠の7名全てを使い切った青森山田は終盤もMF清水圭祐のガッツあるボール奪取やCB松本将吾の強烈ヘッドなどで東海大相模の攻撃を食い止める。そして29分には、交代出場MF後藤健太の左足クロスを同じく交代出場のFW坂本旺佑が頭で合わせて5-0。連覇へ好発進した。

　浦川は今年のチームについて「自分たちの代は弱い方。でも例年に比べてチャレンジャー精神があると思う」と力を込める。そして田中翔は「自分たちは技術がない分、気合と声で圧倒できるように。先輩たちに負けずにもっとみんなで声出していきたい」と意気込んだ。声で相手を飲み込んでいた昨年のチームに比べると、その部分もまだまだ。だが、選手たちの意識は高く、ポテンシャルは十分に高い。先輩たちにも負けないくらいの元気と頑張り、そして質の部分にもこだわって、今年も青森山田が全国大会級のU-16大会を駆け抜ける。
　
(取材・文　吉田太郎)▼関連リンク
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