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[プレミアリーグWEST]FW満田が2試合連続ハット!エース復調の広島ユースが暫定首位浮上

ゲキサカ / 2017年9月19日 12時32分

サンフレッチェ広島ユースFW満田誠は2試合連続ハットトリックの大暴れ

[9.18 高円宮杯プレミアリーグWEST第13節 広島ユース 6-1 大津高 吉田公園サッカー場]

 高校年代最高峰リーグ『高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST』は18日、第13節2日目を実施。2位・サンフレッチェ広島ユース(広島)と7位・大津高(熊本)の一戦は、FW満田誠(3年)のハットトリックなどによって6得点を奪った広島ユースが6-1で勝利し、暫定首位に浮上した。

 序盤から、ポゼッションで上回る広島ユースが主導権を握ったが、MF仙波大志(3年)が「最初から自分たちのペースでボールを回せてていたので、点が入る雰囲気があり、気が緩んでいたと思う」と振り返ったように、前半8分にはサイドの隙を突かれ、大津MF水野雄太(2年)に先制点を許した。

 広島ユースは失点後も後方からのパス回しでサイド攻撃を狙い続け、20分には右クロスのこぼれ球をFW明比友宏(3年)が決めて同点に追いついたが、以降は4バックと3ボランチの7人でブロック守備を徹底した大津を崩し切ることができず、1-1で前半を終えた。

 だが、後半からは疲れで足が止まった大津を尻目に、広島ユースの攻撃が加速。3分には、「ここ2試合は、プレーが良くなくて、監督から『次も良くなかったら、代表に行かせないぞ』と冗談交じりに言われていた」MF川井歩(3年)が連係から右サイドを破り、ゴール前に入れたクロスを明比が決めて逆転に成功する。ここからは「広島に来てから、九州のチームだけには絶対、負けたくないという気持ちでやってきた」と生まれ故郷のチームとの対戦に燃えるFW満田満が躍動する。

「身体が強くてボールを失わないし、ゴール前では泥臭い。満田クンを目標に頑張りたいなと思った」。中学時代の先輩、広島ユースFW満田で対戦を心待ちにしていたという大津MF水野がそう口にしたのも頷ける。この日、満田が見せたプレーは、大量得点を奪ったチームの中でも一際目立つモノだった。

 後半10分、満田は高い位置でボールを奪った仙波のパスからゴール前をフリーで抜け出し、ゴール右隅に決めて自身1点目をマーク。続く19分に生まれた仙波のゴールで4-1となると、ここからは攻めるしかなくなった大津の隙を突いた満田の鋭い突破とボールキープがより効果を発揮していく。

 31分には、川井の右クロスを中央の仙波が落とすと、落下点に入った満田が冷静に押し込みリードは4点差に。さらに満田は試合終了間際の48分にもMF松本大弥(2年)のスルーパスから、スライディングで合わせたシュートを決め、ハットトリックを達成した。直後にタイムアップの笛が鳴り、6-1で広島ユースが勝利。台風の影響でで今節の試合が順延となった神戸U-18との順位が入れ替わり、暫定首位に浮上した。

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