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岩政特別コーチが流経大柏でクリニック後に“特別講義”、注目CB関川が「聞けたことだけでも良かった」という一言も

ゲキサカ / 2017年9月21日 13時56分

 この日、3回目の『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を受けた関川にとって、特別講義の中で「聞けたことだけでも良かった」という一言があった。岩政特別コーチが「(プロ入りした際、)読みでサッカーやろうと思っていたんだけど、プロに入ったらトップクラスの選手は読めない。トップクラスの選手はDFを見て、最後にパスコースとかドリブルとか変えるからね。読んだらダメなんだ」と語っていたが、現在U-17日本代表CBで、将来、プロ、世界での活躍を目指している関川にとってはこの言葉が特に印象に残ったようだ。

「読まないというのが衝撃的で。プロの選手は読んで(ボールを)取るものだと思っていた」。相手にどんな攻撃をされてもいいように、90分間常に集中、準備して、対応する力を身に着けなければならないと感じた様子だった。

 その関川は『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』を経て着実に成長してきている。この日、他のAチームの選手たちとともに、トレーニングに参加。ヘディング練習では他の選手の見本となるような、早めに跳躍して落ち際にヘディングすることをしっかりと実践し、見学していた流経大柏のコーチや他の部員たちを唸らせていた。そのヘディングについてはDAY1、DAY2で教わったことを公式戦(プリンスリーグ関東)でも試行錯誤しながら挑戦中。2日前に行われた前橋育英高戦では前半上手く表現することができなかったものの、「後半は相手との距離おいて斜めに跳ぶようにした」ことで改善することができたのだという。

 岩政特別コーチはその関川について「彼も(教わったことに対して)ちゃんと取り組んでいると思いましたよ。やっぱり(もう一人の受講者である)馬目(裕也、尚志高)もそうですけど、素直で聞く耳がある。この年代で伸びる選手に共通するものですね」と分析。今後も「反復でやることによって彼の中にインプットされていくでしょうから。試合や練習の中で彼が取り組んでいくこと」と自分の感覚としてモノにしていくことを期待していた。

 評価された関川だが、連続して考える部分で遅れが出てしまっていることを課題に挙げていた。教わったことで自分の守備の方法論となると感じた部分を磨く一方で、岩政特別コーチの教えだけでなく、味方にボールを取りに行かせるコーチングなど、自分のやり方が正しいと思っているものの精度も上げていく意気込みだ。

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