「自分の意思ではなく勝手に…」劇的V弾の植田、歓喜の輪の中心に
ゲキサカ / 2017年9月23日 22時50分
[9.23 J1第27節 鹿島2-1G大阪 カシマ]
体は自然と自陣ベンチへ向かっていた。1-1で迎えた後半アディショナルタイム2分、鹿島アントラーズはMF永木亮太の右CKをDF植田直通がヘディングで叩きつけ、劇的な決勝点。タッチライン方向へ走り出した植田をチームメイトが追いかけ、ベンチを飛び出した控え選手たちも含めて歓喜の輪が広がった。
「総力戦だと思っているし、全員で戦っている。勝利は全員で喜びたいと思って、自分の意思ではなく、勝手に(ベンチへ)行っていた」
勝利への執念が劇的ゴールを呼び込んだ。「こういう試合はセットプレーが大きく左右する。最後は絶対に自分が決めてやろうという強い気持ちを持っていた。それが通じてボールが来たと思う」。3月18日の清水戦(3-2)以来、約半年ぶりとなる今季2ゴール目。J1通算3ゴール目が貴重な決勝点となった。
センターバックで植田とコンビを組むDF昌子源も「泣いているという噂もあったけど」と、冗談交じりに喜んだ。「普段、セットプレーの練習では上に飛ばしているのに、今日はしっかり下に叩いた」。2歳年下の“相棒”を称え、「最後のセットプレーはスタジアムが揺れていた。ナオ(植田)が決めたけど、あれはサポーターのゴールだった」と、最後まで後押ししてくれたファンに感謝した。
前節の新潟戦(4-2)も前半に2失点しながら後半に4ゴールを奪い、逆転勝ちした。2試合連続の逆転勝利に植田は「先制されて逆転するパターンが多くて、それもいいけど、ディフェンスとしては失点ゼロで勝ちたいし、先制されるとゲームプランが難しくなる」と指摘。今季2度目の5連勝で2位以下に勝ち点8差を付けて首位を快走しているが、「一つも落とせないと思っているし、まだまだ混戦になる。油断したら足元をすくわれる」と、表情は終始、険しいままだった。
(取材・文 西山紘平)
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