2年生FW綿谷が存在感放つも、“創英モデル”十分に発揮できず…。昨夏の覇者・横浜創英は初戦敗退に:神奈川
ゲキサカ / 2017年9月24日 0時21分
[9.23 選手権神奈川県2次予選2回戦 横浜創英高 0-1 湘南学院高 湘南学院高G]
ピッチサイドには「反撃2017」という横断幕が掲げられていた。昨年、神奈川県予選を制してインターハイに出場した横浜創英高は今年の関東大会予選はベスト16で、インターハイ予選はベスト8で東海大相模高にいずれも0-1で敗戦。今度こそ、神奈川突破、選手権初出場を目指したが、結果は昨年に続く初戦敗退となってしまった。
夏の王者として臨んだ昨年の初戦は後半の猛攻及ばず、相洋高に2-3で惜敗。昨年の経験があっただけに選手たちは気を引き締めて初戦に臨んだはずだが、それが逆に硬さを生んでしまったのかもしれない。
“創英モデル”と評されるポジショニングとパスの正確さを追求し、1タッチの連続パスで相手の守りを崩す攻撃が見られた回数はわずか。前へ急ぎすぎた攻撃は湘南学院高DFに狙われ、跳ね返されてしまう。そして、セカンドボールの攻防戦で劣勢に立ってしまっていた。
それでも、前半には昨年のインターハイメンバーの10番FW木澤海智(3年)が鋭い抜け出しを見せ、後半にはU-17神奈川県選抜のFW綿谷航平(2年)がそのスピードで湘南学院を苦しめた。
綿谷は後半4分にMF下田平凌(3年)のスルーパスに反応。6分には右サイドを抜け出すと、そのままカットインから左足シュートを枠に飛ばした。存在感放つ2年生ストライカーに牽引されたチームは、9分にも下田平の折り返しから交代出場のMF山田凌大(3年)が左足シュート。後半から1ボランチに投入されたMF伊藤直透(3年)が攻撃のテンポを変え、チーム全体的にも相手のマークをずらしながらボールを前進させる攻撃を表現する時間が増えていた。
だが、湘南学院の集中した守りをこじ開けることができない。技術力の高い選手が多い横浜創英だが、ボールを落ち着かせられそうなシーンで判断悪く蹴ったり、クリアしてしまい、ボールを失ってしまう場面が多かった。
終盤には負傷した綿谷に代えて台頭中の1年生FW亀山陽有を投入。パワーを加えて、1点をもぎ取ろうとした。だが、左SBから中盤へと上がった池内龍哉(3年)が40分に放った決定的な右足シュートが枠に嫌われてしまうなど無得点のまま試合終了。宮澤崇史監督は「全然ダメでしたね。一発勝負でいつものスタイルを出せなかった」と残念がった。
今後はリーグ戦に集中。綿谷や中盤のキーマン、MF金子拓真(2年)を含め、先発5人の2年生たちが残る来年こそ、自分たちのサッカーで選手権予選を勝ち抜く。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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