1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

「翼がいないとダメだと思われたくない」。注目CB早坂擁する平塚学園が攻守で力示し、神奈川16強へ

ゲキサカ / 2017年9月24日 10時31分

 後半9分、藤沢清流はFKのこぼれ球から南が決定的な右足シュート。押し込まれながらも、身体を投げ出して相手のラストパスを足に引っ掛けていたCB山口修都とCB堀口貴広中心にゴールを守るDF陣の奮闘に前線の選手たちが何とか応えようとする。

 それでも平塚学園が主導権を握り続けた。元湘南の井原康秀監督が「前へググっと行く突破力がある」という2年生FW西田がボールを良く収め、また前を向いてからの突破も披露。加えて、2列目で多彩なパスやドリブルを繰り出す司令塔・MF内田瑞己とMF杉山侑也(ともに3年)らがワンツーやサイドへのスルーパスで相手を揺さぶっていく。

 なかなか2点目を奪うことができず、相手のパワフルな攻撃一発で追いつかれる可能性もあった。だが、攻め続けた平塚学園は36分、後半苦しい時間帯でもオーバーラップを繰り返していたSB坂間智文(3年)が左サイド深い位置からクロス。これをMF坂下優希(3年)が頭で決めて、粘る藤沢清流を振り切った。

 井原監督が「(怪我人が続いたため)今年初めてベストだったんじゃないですか」という陣容で攻守に力を示した平塚学園。指揮官は絶対的な柱を擁し、「持てる子も、周り使える子もいる」という今年のチームに期待を寄せる。選手たちからも「今年は勝負の年」という言葉が発せられていた。

 そして、注目集まる早坂は「関東予選、インターハイと怪我、代表で出ていなかった。自分たちの代になって結果を残さないといけない。結果を残していきたいです」ときっぱり。主将は夏の王者・東海大相模戦も、「個の部分とか、パス回しとかは全員が自信持ってやっていると思うので、相模にもやれると思う」と信頼するチームメートたちとともに突破することを誓った。まだまだ攻守において質、精度の部分を上げなければならないだろう。だが、注目CB“だけじゃない”平塚学園が、強敵を乗り越えて頂点へ近づく。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●【特設】高校選手権2017

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください