[プレミアリーグEAST]勝負どころで豪快なボール奪取。FC東京U-18を勢い付けたMF寺山
ゲキサカ / 2017年9月25日 18時5分
[9.24 高円宮杯プレミアリーグEAST第14節 柏U-18 1-2 FC東京U-18 日立柏総合グランド(人工芝)]
1-1で迎えた後半半ば、2年生MF寺山翼のプレーがFC東京U-18を盛り上げていた。柏U-18MF加藤匠人が1タッチでボールを捌いたところに狙いを定めて、サイドでパスの受け手にプレッシャーをかけた寺山がインターセプトを連発。バチッという音とともに豪快にボールをもぎ取るボランチのプレーにピッチのチームメート、ベンチも沸いた。
「自分がサイドに出た時に自分が潰しに行けて球際で取ることができた。終盤サイド際で10番(落合陸)の選手から奪えて攻撃の前のスピードも上がったと思います。自分が奪ってからゴールが生まれたのは良かった」と寺山。後半は苦しい時間が続いていたFC東京U-18を盛り上げるという意味でも彼のプレーは大きかった。
この日はボールを奪い切る力を見せた一方でそれを失うシーンも少なくなかった。佐藤一樹監督もその点を指摘していたが、同時に「苦しい時間に目立つのは、それだけアベレージが高いということ。両足攣るまでハードワークできるのは彼の特長ですし、つまらないミスもありますけれども、心中できるタイプの選手だと思う」と彼の持つ特性について賞賛。そして、「泥臭いというか、魂こもった選手なので期待しています」と期待感を口にしていた。
前半は相手の素早いパスワークに的を絞ることができず、攻守において力を発揮できなかったという。だが後半、武器であるヘディングの強さが表現でき出すと、守備での狙いもハマってどんどん乗っていった。寺山が連続でインターセプトしていた流れの中でMF小林幹が決勝点。勝ち越した後に寺山は交代したものの、ハードワークを続けたチームの中で寺山の動きは特に印象的だった。
トップチームに所属するMF米本拓司が目標とする存在。現在はJ3や年代別日本代表で注目されている同期のMF平川怜や年下のFW久保建英のプレーを見て学んでいる状況だが、将来的には彼らに追いつき、追い越すという思いを持っている。
「(特に)平川選手は同じボランチの選手として技術が高かったりとか、自分とは全然差があるというのを身近で感じることができているのは良いことですし、その選手たちを追い抜いていかないとこの先、プロになったり、代表に入っていくことはできないと思うので、その選手たちを見ながら追い越していけるようにしていきたい」と誓った。自分の特長を出せば大一番で活躍できることを再確認した柏U-18戦。自信を持って、トレーニングから貪欲に成長を目指し、目標とする存在たちの背中に近づく。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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