白熱の残留争いはスコアレスドロー…大宮と清水は互いに決定打を欠く
ゲキサカ / 2017年9月30日 20時59分
[9.30 J1第28節 大宮0-0清水 NACK]
NACK5スタジアム大宮では、勝ち点21で17位の大宮アルディージャと同28で13位の清水エスパルスが対戦。残留争い直接対決は最後までスコアが動かず、0-0で勝ち点1を分け合った。
序盤は大宮のペースで試合が進む。前半5分、大きなサイドチェンジから右サイドのDF奥井諒がアーリークロスを供給。FWマルセロ・トスカーノがヘディングシュートも体が流れてしまい、枠を外れる。11分には、浮き球パスをPA右のFW大前元紀が右足ボレーを放つが、うまくミートできずゴールの方向に飛ばすことができなかった。
前半18分、大宮はゴール前に走り込んだFW江坂任がMF横谷繁のスルーパスを呼び込むが、PA内でDFカヌに倒されてしまう。カヌのスライディングはボールを触っていないように見えたが、木村博之主審はファウルがなかったとしてCKを宣告した。
なかなかシュートまで持ち込むシーンを作れないでいた清水は前半34分、MFチアゴ・アウベスが右サイドからカットインし、左足を一閃。無回転のシュートを放ったが、わずかにゴール左にそれる。直後の35分には、右サイドの深い位置からMFミッチェル・デュークが中央へ折り返し、鄭大世が相手DFとの駆け引きでニアに飛び込んだが、合わせることはできなかった。
清水はチアゴの左足からチャンスを作っていく。後半13分、左サイドの敵陣中央でFKを獲得し、チアゴがアウトスイングのボールをGKと最終ラインの間に入れる。これに鄭大世がダイビングヘッドで合わせるが、わずかに枠を外れる。対する大宮は18分、右CKから江坂がヘディングシュート。GK六反勇治は反応できなかったが、カバーに入った鄭大世にライン上でクリアされてしまう。
一進一退の攻防が続く。大宮は後半22分、江坂が奥井の鋭いくさびのパスをPA中央で受け、反転から強引に左足を振り抜く。左には大前がフリーで待っていたが、選択したシュートはマークについていたDF鎌田翔雅に当たってクロスバーを叩いた。32分には、大前を下げてFW清水慎太郎、39分に横谷を下げてDF山越康平ピッチに送り込んだ。
清水も後半39分にチアゴに代えてFW北川航也、40分にはデュークに代えて、前半ウォーミングアップ中に主審への抗議でイエローカードを受けていたFW長谷川悠を投入した。さらに44分にDFフレイレ、大宮はアディショナルタイム1分にMF岩上祐三を入れたが、スコアは最後まで動かず、スコアレスドローに終わった。
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