熊本が前半の貯金を生かし2連勝! 愛媛は追い上げ及ばず2連敗
ゲキサカ / 2017年10月1日 23時27分
[10.1 J2第35節 熊本2-1愛媛 えがおS]
20位ロアッソ熊本がホームで16位愛媛FCに2-1で競り勝った。今季2度目の2連勝を飾り、18位に浮上。0-2から1点差に迫る粘りを見せた愛媛はあと1点が遠く、2連敗を喫した。
熊本は前節・山形戦(1-0)からスタメン1人を変更。出場停止のDF植田龍仁朗に代わり、DF上原拓郎が16試合ぶりに先発した。布陣は前節まで2試合採用していた3-3-2-2から3-4-2-1にチェンジ。GK畑実がゴールを守り、3バックは右からDF小谷祐喜、上原、DF園田拓也が務めた。中盤はMF三鬼海とMF上村周平がダブルボランチを組み、右ウイングバックにMF黒木晃平、左にMF片山奨典。前線3枚は2シャドーにFW中山雄登とFW嶋田慎太郎、1トップにFW安柄俊が入った。
一方の愛媛は前節・横浜FC戦(2-3)と同じ11人。フォーメーションも3試合連続で3-3-2-2でスタートし、最後尾にGKパク・ソンス、バックラインに右からDF玉林睦実、DF林堂眞、DF浦田延尚が配置された。中盤はMF藤田息吹がアンカーを務め、両翼は右にMF三原向平、左にMF白井康介。MF田中裕人とMF河原和寿が2シャドーを組み、2トップにはFW近藤貴司とFW丹羽詩温が据えられた。
リーグ戦通算対戦成績で8勝5分8敗と五分五分の両チーム。直近3試合は熊本の3連敗となっていたが、第33節・福岡戦(1-1)でJ2通算100試合出場を達成した中山が優勢の展開をもたらす好プレーを魅せた。この試合の前に記録達成のセレモニーが行われていたプロ4年目のMFはキックオフから間もない前半5分、PA内右の浦田からボールを奪取。ドリブルから右足で送ったクロスにゴール前の安柄俊がダイビングヘッドで合わせるも、藤田に当たったシュートはGKパク・ソンスに弾かれた。
前半9分にはカウンターから嶋田が左サイドをドリブルで攻め上がり、中央にパス。ワントラップで左に持ち出した中山が、PA内やや左から左足に体重を乗せた強烈なシュートを見舞う。しかし、再びGKパク・ソンスのファインセーブに遭った。それでも序盤からキレのある動きを見せる中山が先制ゴールを導く。
前半17分、センターサークル付近で後方からボールを引き出した中山は、前線の嶋田の動きを見逃さず、左足でピタリと足下へ付ける高速パス。絶妙なファーストタッチでマークを振り切った嶋田は左足のインサイドで冷静にGKパク・ソンスの左横を通し、ゴールに流し込んだ。
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