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「期待が大きい」U-17日本代表、インド出発前に久保建英の決勝PK弾で大学生破る

ゲキサカ / 2017年10月2日 17時13分

 開始早々、予期せぬアクシデントに見舞われた。福岡が右足ふくらはぎを打撲。顔を歪めてピッチに倒れ込むと、スタッフは両手で「×」サインを出し、担架で運び出された。代わりに喜田が緊急投入され、ボランチの一角でプレー。立ち上がりにはキャプテンの負傷で緊張が走ったが、2本目は左SBの鈴木が勢いあるオーバーラップから左サイドをえぐるなど、ロングパス以外にも多彩な崩しの形をつくった。

 最終列からのフィードは宮代、中村におさまり、スピードに乗った飛び出しからゴールを強襲。久保のスルーパスからフィニッシュまでつなげるなど攻勢を強め、35分、途中出場のDF池高暢希(浦和ユース)が強烈ヘッドで叩いたが、またもクロスバーを直撃。それでも、直後に久保がPKのチャンスを獲得。自らキッカーを務めると、左足で落ち着いてゴール右隅に蹴り込み、1-0の勝利を呼び込んだ。

 3本目はGKが鈴木彩艶(浦和Jrユース)、右SBは池高、CBは馬場と山崎大地(広島ユース)、左SBは井上樹(甲府U-18)。中盤はMF山本理仁(東京ヴェルディユース)と奥野がボランチ、右に椿、左に上月、2トップはブラウンノア賢信(横浜FMユース)と中村が形成した。相手の運動量が落ちた3本目は主導権を握り、立て続けに好機を演出したが、シュートはことごとくポストに嫌われた。

 10分に決定機を迎え、池高の展開から上月のラストパスを受けたブラウンノアがエリア内から左足を振り抜いたが、惜しくも左ポストを直撃。さらに24分、ブラウンノアの決定的なシュートはまたも右ポストを直撃した。33分には後方からのフィードをエリア内の上月がぴたりとおさめ、ブラウンノアが右足を振り抜いたが、これも決めきれず。上月、椿のドリブル突破、中村の強烈な右足ミドルやFKからもチャンスを広げたが、3本目はスコアレスで終了。

 3本合計1-0の完封勝利をおさめた試合を振り返り、森山監督は「バー、ポストに当たった決定機がいくつか」と苦笑いを浮かべながらも、「あれがもう一つ決めれるようになれば、勝ち点をつかんでいけるような試合運びができる」と前を向く。合宿を打ち上げたU-17日本代表は2日、決戦の地インドに向けて出発。森山監督は「本番に向けて楽しみ。やってくれるんじゃないかなという期待のほうが大きい」と、選手への大きな期待を隠さなかった。

(取材・文 佐藤亜希子)
●U-17W杯インド2017特集ページ

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