[MOM2228]静岡県FW植中朝日(JFAアカデミー福島U18、1年)_地元・福岡県沈める決勝ゴール!
ゲキサカ / 2017年10月2日 7時13分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.1 国体少年男子1回戦 福岡県 0-1 静岡県 新居浜市営サッカー場1G]
より自分の力を磨くために、地元・福岡県を離れ、静岡県で挑戦しているストライカーが福岡県から決勝ゴールを決めた。0-0の後半31分、静岡県は右スローインからMF川本梨誉(清水ユース、1年)が相手の背後を取って切れ込む。最後は「相手に当たった所を狙っていた」というFW植中朝日(JFAアカデミー福島U18、1年)がほぼゴールを見ないまま振り抜いた右足のシュートをゴール左隅へ決めた。
加藤慎一郎監督(清水ユース)が「ポストプレーができるし、背後をいつも狙っている」と評するFWは動き出しの質、量で勝負。抜け出しからゴールを破りながらオフサイドになるシーンもありながらもゴールを狙い続けてゴールを奪い、チームに勝利をもたらした。
福岡県北九州市出身。小学生時代に小倉南FCでプレーしていた植中は全日本少年サッカー大会が開催された静岡県の時之栖スポーツセンターの環境を見て、「この環境でやってみたいという思いが強くて」同地を本拠地としているJFAアカデミー福島へ中学1年生から進むことを決意する。
同時に関東、東海の高いレベルの中で成長することを考えていたというFWは、「来て良かったです。エスパルスが全国でトップクラスのチームで、自分にない部分をエスパルスの選手はたくさん持っていて、常にライバル心を持ってできる」。切磋琢磨しながら成長することができたことを実感している。
この日はその成長の成果を地元・福岡県相手に証明。福岡県にいた頃からナショナルトレセンメンバーに選ばれ、静岡県でまた成長しているFWはこの国体を通してアピールし、年代別日本代表に駆け上がるか。2回戦へ向けて「点を取ってまたチームを勝利へ導けたら良い」。静岡の日本一奪還のために今後もゴールを奪い続ける。
(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集
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