[国体少年男子]“広島スタイル”と伝統の力を発揮。前回王者・広島県が群馬県に4発逆転勝ち!
ゲキサカ / 2017年10月3日 20時24分
リードを守った広島県は21分、大堀の縦パスで抜け出した鮎川が左足シュートを決めて3-1。広島県はDF疋田勝人(広島皆実高2年)らが相手の攻撃を着実に跳ね返し、またボールを失わない大堀や後半に存在感を高めたMF土肥航大(広島ユース、1年)らが大きな展開を交えてボールを動かしていく。
終盤、高い位置でのインターセプトを増やした群馬県は右SB山田涼太(前橋育英高1年)がPAへ切れ込むなどあわやのシーンも作ったが、追撃ゴールを奪えず。後半アディショナルタイムにはショートパスを繋いだ広島県がFW岡本拓海(広島皆実高1年)のゴールでダメ押し。広島県が4-1で逆転勝ちした。
2試合連続で先制点を奪われてしまっていることは課題だが、広島県の選手たちは試合後、「(先生されても)負ける気はしなかった」と口にしていた。岩成監督が「(目指してきたものは)昨年と同じです。広島スタイルを確立しようと」と語る中で築いてきた自分たちのサッカー、そして最後まで継続することに自信を持って戦うことができている。
昨年の優勝メンバーでもある大堀は「決勝とかそういうこと考えずに目の前の一戦一戦戦うチームであることを考えている。去年は一試合一試合、一生懸命やって、それでできた優勝。今年も一試合一試合やっていきたいです」と力を込めた。優勝まであと2勝としたが、まずは準決勝の青森県戦に集中。そして、“広島スタイル”を表現して勝利し、連覇に王手をかける。
(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集
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