1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[国体少年男子]延長激闘のファイナル、FW宮城の決勝PKによって神奈川県が2年ぶりV!!

ゲキサカ / 2017年10月5日 15時58分

 後半立ち上がり、神奈川県は宮城がゴールライン際でのターンからドリブル突破を図り、広島県は左CKから大堀が右足シュートを狙う。7分、神奈川県は松田に代えてMF坂巻日向(東京Vユース、1年)を投入。広島県は直後の10分、大堀がインターセプトから、右中間へ抜け出した鮎川へスルーパスを通す。鮎川が競りながら右足を振り抜いたが神奈川県GK山田がビッグセーブ。スコアは動かない。

 後半半ばは高い位置でボールを奪い取る広島県がPAまでボールを持ち込むシーンを増やす。そして力強い動きでスペースへ顔を出す土肥や大堀がチャンスに絡み、佐藤の右クロスや西川のラストパスなどからシュートまで持ち込むが、神奈川県はこれをしっかりとブロックするなど枠に打たせなかった。

 神奈川県は23分、石井に代えてFW西川潤(桐光学園高1年)を右MFとして送り出す。その後も広島県がPAまで持ち込んでシュートを放って行くが、神奈川県は最後のところでDF陣が食い止めて見せる。そして終盤は逆にチャンス。左サイドからの崩しで岩井が左足を振り抜き、アディショナルタイムには山本のミドルシュートがPAの坂巻の足下に入る。だがターンから放った右足シュートは広島県GK青木が止め、試合は0-0のまま延長戦へ突入した。

 広島県は延長前半開始から棚田に代えてFW岡本拓海(広島皆実高1年)を投入する。その岡本が西川のクロスに走り込むなどチャンスを作る。一方の神奈川県も山本の縦パスから宮城が素早く叩いて坂巻が抜け出すが、互いにゴール前の守り堅く決定打を打つことができない。

 神奈川県は延長前半6分、頭部を負傷した坂巻をMF小倉陽太(横浜FCユース、1年)へスイッチする。熱戦は足を攣らせる選手も出だした延長戦後半にスコアが動いた。6分、神奈川県は左サイドの岩井からオープンスペースへボールが入る。相手と上手く入れ替わってわずかに前に出た宮城を広島県DFがPA内のファウルによって止めてPK。自らキッカーを務めた宮城が重圧の中で右足シュートを真ん中に蹴り込み、神奈川県が先制した。

 先制された広島県はPAでの崩しから大堀がシュートへ持ち込むなど反撃するが、追いつくことができない。神奈川県は10分、山本に代えてMF小林佑煕(横浜FCユース、1年)をピッチへ送り出す。諦めない広島県は2分間のアディショナルタイムも必死にゴールを目指したが、スコアは変わらず試合終了。神奈川県が2年ぶりとなる全国制覇を果たした。

(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください