[MOM2235]大阪府MF松本凪生(C大阪U-18、1年)_誰よりボール奪い、延長戦では失敗帳消しのプレー
ゲキサカ / 2017年10月6日 7時23分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.5 国体少年男子3位決定戦 青森県 1-3(延長) 大阪府 西条市ひうち陸上競技場]
「回数、強さ……、あれだけボールホルダーにプレスかける選手はいない」。大阪府の梶田浩信監督(FC Unione柏原)は、MF松本凪生(C大阪U-18、1年)についてそう説明していた。そして、「(国体を通して)代表に入れなかった悔しさを出してくれた――」。
松本は昨年のAFC U-16選手権ベスト4に入り、今年のU-17W杯出場権を獲得したメンバーの一人。だが、今月開催されるU-17W杯の日本代表メンバー入りは叶わず。「(U-17W杯は)自分が一番目指しているところでした。最終予選も追加招集で行ったけれど、結構いい経験ができたので、ほんちゃんもしっかり行きたいなと思っていたんですけれども、入れなかったので国体でしっかり結果を出したかった」。
結果は3位。もちろん満足はしていない。だが、大会を通じてチームを引っ張り、ダブルボランチの相棒・MF食野壮磨(G大阪ユース、1年)が出場停止だった3位決定戦でも、切り替え速い守備でボールを幾度も奪い取るなど自分のプレーを出して勝利に貢献した。
攻撃面では1-1に追いつかれた直後の後半アディショナルタイムにMF塚元大(G大阪ユース、1年)が獲得したPKを右足で狙ったが、GKに読まれて止められてしまう。だが、延長戦では2得点に絡んで失敗を帳消しにする。
延長前半2分、敵陣でMF谷本駿介(C大阪U-18、2年)がインターセプトすると、セカンドボールを拾って迷わず前進。タイミングをずらして上げた右クロスが相手オウンゴールを誘った。
さらに前半アディショナルタイムにはMF福井和樹(G大阪ユース、1年)のクロスが相手ハンドを誘って得たPKのキッカーに。「次、リベンジと。真ん中だったら入ると思ったので」思い切り中央へ蹴ったシュートが決まり、勝敗の行方を決定づけた。
松本は「(食野)壮磨が出場停止の中でチーム全体をボクが引っ張って行こうと思っていた。勝ちきれて良かったです。セカンドボールや球際は結構試合前から意識してやれたかなと思います」と役割を果たし、チームメートたちと笑顔で国体の活動を終えたことを喜んだ。
今大会、中盤で自慢の守備など存在感を放っていた松本だが、上のステージで戦うための課題があると感じている。「攻撃面でもっとゴールに直結するようなプレーをしていかないとまだまだダメだと思います。ミドルシュートの意識も低いし、精度もまだまだ。(C大阪のU-23チームに) 来年からしっかり関わっていってどんどんアピールしていきたい」と意気込んだ。日本代表MF山口蛍のような選手を目指すボランチが世界行きを逃した悔しさや国体の経験を活かしてスケールアップする。
(取材・文 吉田太郎)●第72回国民体育大会「愛顔つなぐえひめ国体」特集
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