CB関川、CB馬目が鹿島の練習に参加して再確認した「自分ができなかったことを振り返り、考え、工夫すること』の大切さ
ゲキサカ / 2017年10月6日 12時5分
Jリーグを代表するクラブのトレーニングに参加し、やるべきことが改めて明確になった。『JFA Youth & Development Programme(JYD)』事業の一環として8月から行われてきた、センターバックを対象にしたプレミアムクリニック『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』の第4回(最終回)が9月27日に行われ、受講者である流通経済大柏高DF関川郁万(2年)と、尚志高DF馬目裕也(2年)が鹿島アントラーズのトレーニングに参加した。
鹿島は『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』の特別コーチを務めてきたCB岩政大樹(東京ユナイテッドFC)がかつて在籍したクラブ。トレーニング前の円陣で紹介され、雰囲気良くメニューに加わった2人は3対2+3対2+フリーマンの状況で行われたボールポゼッションや、ポジショントレーニングでのヘディングやビルドアップに参加したが、ピッチではプロのレベルの高さを見せつけられ、またスピード感の中で思うようにいかないことも多かったようだ。
鹿島アントラーズノルテ出身の馬目は「尚志高校は足元でパスを繋ぐところがメインなので、自分にできることがあればという感じでやっていました」という強みのパスで大岩剛監督から「足元が凄く上手いと思いました」と評された一方、テンポの速いボール回しの中で身体の向きが合わなかったり、ポジショニングが遅れてしまうことが多かった。また足の痛みがあって思うような跳躍ができなかったこともあって、「思い入れのあるアントラーズ」で自分を出しきれなかったことを悔しがっていた。
一方、京都への練習参加の経験を持つ関川は馬目よりも緊張することなくメニューを進めていた印象だが、終了後は鹿島の緊張感あるトレーニングに驚いていた。また、日本代表CB植田直通のヘディングを目の当たりにし、「垂直跳びも、両足跳びも(跳躍が)高くて普通に凄いなと思いました。(ホンモノは)『これか』と思って。ナマで見れたので、嬉しいですね」と素直な感想。大岩監督から「非常にヘディングが強いと聞いていますし、練習でもその特長は出ていました」と評価された関川だが、U-17日本代表にも選出されている注目CBはプロの凄みや1本1本のパスにメッセージが込められていることを実感して今後への刺激を受けた様子だった。
トレーニング後に2人は日本代表CB昌子源と、元日本代表CBでもある大岩監督に質問したり、アドバイスを受ける機会を得た。昌子はヘディングでの競り合いについて、「(現浦和の)興梠さんとか、ボクに身体ぶつけてきてジャンプすら、させてくれないことがありますから、(ただ跳躍するのではなくて)その前に身体を当てたりするのが大事かなと思います。さっき身体をぶつけられたから次、どうしたら抑えられるのか? (考えて対応するなど)そういう工夫はやっています」と説明。また、現役当時、身体能力が高くなかったという大岩監督も「今(高校レベルで)はスピードやジャンプ力で勝てるものが勝てなくなる。ボールが来る前にポジショニングするとか、いかに考えていくことが大事です。上を目指していくならば、そういった癖をつける。(自分自身も)いかに相手との駆け引きの中でボールを奪うのかを考えていた」と語っていた。
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