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鮮烈ハットの「ナカムラ」に地元メディア騒然、森山監督は中村の“左足”を称賛

ゲキサカ / 2017年10月9日 11時24分

ホンジュラス戦でハットトリックを達成したFW中村敬斗(三菱養和SCユース)

[10.8 U-17W杯インド2017 日本6-1ホンジュラス]

 強烈なインパクトを与えた。FW中村敬斗(三菱養和SCユース)は頭、左足、左足で前半のうちにハットトリックを達成。FW久保建英(FC東京U-18)以外はノーマークだった地元インドの記者たちは圧巻のパフォーマンスを見せた背番号13に「ナカムラ」「ナカムラ」と騒然。試合後の公式会見ではインドメディアが森山佳郎監督に中村に関する質問を投げかけていた。

 セットプレーからの先制ヘッド、相手DFとGKをかわした突破からの左足シュートで連続ゴール。2-1で迎えた前半終了間際の43分にはMF上月壮一郎(京都U-18)の絶妙なスルーパスでDFラインの裏に完全フリーで抜け出すと、またも利き足とは逆の左足でネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

 3ゴール1アシストを記録した中村の評価を聞かれた森山監督は「今日は左足でゴールを決めていた。右足だけだと読まれてしまうが、左足でも決められるようなクオリティを持ってきている」と、急成長ぶりを称賛。「相手からしたら、ちょっとスペースがあったら(シュートを)打ってくる。それを詰めに来たら切り返して逆足でも打てるようになった」と、大舞台で進化を見せつけた逸材シューターに目を細めた。

「最近は左右大差なく蹴れるようになってきた」と話すのは中村本人。自信を持って左足を振り抜けるようになったことで、プレーの幅は広がっている。2戦連発も期待されるが、大事にしているのは個人の結果よりもチームの勝利。「あまり“自分が自分が”ってなるのは良くないと思うんですけど、うまくチームと連携した中で結果を残せたら」。息のあったコンビネーションの中で個の力を発揮し、ゴールを積み重ねていくつもりだ。

(取材・文 佐藤亜希子)
●U-17W杯インド2017特集ページ

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