ユース取材ライター陣たちが推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.1
ゲキサカ / 2017年10月12日 7時24分
特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校選手権予選注目の11傑』」
ゲキサカでは熱戦展開中の第96回全国高校サッカー選手権予選の注目選手を大特集。「選手権予選注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に選手権予選注目の11選手を紹介してもらいます。第1回は関西を中心にジュニアから大学生、Jリーグまで精力的に取材する森田将義氏による11名です。
森田氏:「今回のキリンチャレンジカップに選ばれたメンバー24人のうち、育成年代を関西で過ごした選手はDF昌子源やMF井手口陽介など9人。喜怒哀楽がはっきりしていて、ラテン系とも言われる気質のおかげか、これまで多くの個性溢れる選手が生まれてきました。今年も関西の高校から、MF大垣勇樹(興國高→名古屋)、FW町野修斗(履正社高→横浜FM)ら4人のプロ入りが決定しましたが、彼ら以外にも今後羽ばたいてもおかしくない選手がたくさんいます。今回は関西の可能性を秘めた選手を紹介できればと思い、惜しくもインターハイに出場できなかった選手の中から、今年観ておもしろいと感じた選手を選びました」
以下、森田氏が注目する11名
GK中原将人(神戸科学技術高3年)
「189cmの高身長はアメリカ出身の父親譲り。高さを活かしたハイボールはもちろん、『攻撃でも貢献したい』と口にするように、練習から徹底するキャッチングからの素早いパントキックで攻撃の起点としても機能する」
DF中村禄郎(久御山高3年)
「技巧派集団の中で異彩を放つ守備職人。『久御山は攻撃とか上手さが目立つけど、僕は1対1の強さにめちゃくちゃ自信がある。FWが活きるように常に考えている』と話すように、冷静な守りでイケイケの攻撃陣を支える」
DF井上聖也(県立西宮高3年)
「中高ともに決して目立った経歴はないが、CBとしてのポテンシャルの高さはピカイチ。185cmの高身長を活かした競り合いの強さに加え、左右両足からの組み立てでチームの勝利に貢献する。インターハイ予選では、士気を高める声出しでチームを盛り上げ、決勝進出の立役者となった。
DF西矢健人(大阪桐蔭高3年)
「本来は左足での正確な展開が光るボランチだが、CBもそつなくこなす起用さを持つ。体格は決して恵まれた選手ではないが、『中学校の時から小さかったので、相手と駆け引きをすれば勝てる』と口にするように工夫をこらした対応でハンデにせず、守備に安定をもたらす心強い存在」
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