[球蹴男児U-16リーグ]日章学園が筑陽学園の全国進出阻止!2度追いつかれるも4-2で撃ち勝つ
ゲキサカ / 2017年10月12日 12時9分
[10.8 球蹴男児U-16リーグ第17節 筑陽学園高 2-4 日章学園高 垂水市多目的広場]
8日、九州の強豪18校が優勝を争った「2017 球蹴男児U-16リーグ」最終節で2位の筑陽学園高と5位の日章学園高が激突。日章学園が4-2で勝った。
勝てば自力での2位とU16全国交流大会出場が決まる筑陽学園の前に、日章学園が立ちはだかった。「最後の試合だったので全員で勝ちにいきました」(MF喜田渚砂)という日章学園は前半17分、クロスから喜田が先制ゴール。対する筑陽学園は前線でのしなやかな動きが印象的なFW過能工太郎や抜群のスピードを持つFW重広滉太らがゴールへ迫るが、日章学園は的確なカバーリングを見せるCB児玉樹やGK福山智仁を中心に得点を許さない。
筑陽学園は後半7分に過能が同点ゴールを決めるが、日章学園は17分にCB宮永健太のヘディングシュートのこぼれ球をMF中別府柊太がダイビングヘッドで押し込んで2-1とした。
諦めずに攻める筑陽学園も24分に交代出場のFW深松大雅が抜け出しから同点ゴール。勢いに乗った筑陽学園は一気に逆転を目指す。だが、オープンな攻め合いとなった試合終盤、その攻防戦で上回ったのは豊富な運動量によって前線の選手たちが次々とゴール前へ飛び出していた日章学園だった。
36分にMF河本徹太が相手のタックルよりも一瞬速く右足を振り抜いて勝ち越しゴールを決めると、アディショナルタイムにもMF古屋鋪錠が右足で決めて4-2とした日章学園が勝利した。
敗れた筑陽学園は4位に後退し、全国出場は叶わず。過能は「厳しい相手ばかりで、厳しい試合が続いて。今日で全国が決まるんだったんですけれども、最後、日章に負けてしまって凄く悔しいです」と無念の表情を見せていた。
一方の日章学園は開幕8連勝を飾るなど首位を快走していたが、主軸たちがトップチームへ昇格。その後、徐々に成績が下降し、最終順位は5位に終わった。この日もプリンスリーグ九州に5人が帯同していたが、それでも、目の前で全国出場を決めさせない、という思いを持って戦った日章学園が最終節で意地の白星を挙げた。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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