急造ボランチに対応もDF山崎大地は反省しきり「運動量が違う」
ゲキサカ / 2017年10月15日 6時36分
[10.14 U-17W杯インド2017 E組第3戦 日本1-1ニューカレドニア]
急なポジションチェンジだった。DF山崎大地(広島ユース)が待望の初先発。センターバックとして準備を進めてきたが、前日練習で急遽ボランチの位置でプレー。この日もボランチでの先発となり、「思ったようなプレーができなかった」と声を落とした。
「センターバックとボランチだと運動量が違う。久しぶりにボランチをやったら全然動けなかった」。高温多湿な気候の中、本職ではないポジションに戸惑いながらも、「守備でみんなを引っ張ろうと思った」。気合十分にW杯のピッチに立つと、体をぶつけたブロックで攻撃の芽を潰せば、後方から正確なロングフィードを供給。攻守に存在感を示した。
決定的なチャンスもあった。試合前、チームメイトにゴール奪取を宣言。「コーナーは張り切って、絶対決めてやろうと思った」。前半42分、MF福岡慎平(京都U-18)が右足で蹴り込んだ左CKを高い打点から強烈ヘッドで叩いたが、シュートは惜しくも右ポストを叩いた。
後半開始からはDF監物拓歩(清水ユース)とDF馬場晴也(東京Vユース)の間に落ちて攻撃を組み立て、後半12分から3-4-2-1にシステムを変更すると、山崎はリベロに下がった。チームでは慣れた位置でも、急造最終ラインは息が合わず、「代表だと自分のチームとは違ったやり方がある。対応できなかった」と反省しきり。自身に厳しい言葉を向ける山崎は「練習から運動量を増やしたり、一つひとつのプレーの質を意識したい」とこの悔しさを糧に、レベルアップすることを誓った。
(取材・文 佐藤亜希子)
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