[MOM2250]八千代DF中井悠大朗(2年)_国体で全国経験した最終ラインの要。自慢のヘッドで同点ゴール
ゲキサカ / 2017年10月15日 8時54分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.14 選手権千葉県予選決勝T2回戦 八千代高 1-1(PK5-4)八千代松陰高 日体大柏高G]
千葉県選抜として国体も経験してきた注目MFが現在、CBとして存在感を放っている。伝統校・八千代高のCB中井悠大朗(2年)はこの日、八千代松陰高の俊足2トップに対して「自分から飛び込んじゃうと一発でかわされてしまうかなと思っていたので、ディレイしながら最後のシュートのところだけブロックするイメージを持っていた」とシュートを打たせないことを意識した守りで、狙い通りにシュートブロックを3度4度としてのけていた。
第一はディレイすることではなく、ゴールを守ること。そのため、前へ出てインターセプトすることを常に意識しながら、周囲と連動し、相手に決定打をほとんど打たせることなくゴールを守り続けた。また、ボランチを本職とする中井はポゼッションの部分でもチームに貢献。グラウンダーの縦パスやサイドチェンジなど、攻撃の組み立ての部分でも大きな役割を果たしていた。
八千代は前半14分にFK後の混戦から1点を失ったが、中井がゴールで取り戻す。後半5分、FCクラッキス松戸の後輩に当たる右SB飯村晴季(1年)の左FKを「あれはボールが良かったです。相手のラインが高かったのでニアに突っかけようと思った」とファーサイドから中央に潜り込んで豪快なジャンプヘッド。同点ゴールを決めてチームを勢いづけた。
中井は後半12分にも飯村の右CKから左ポスト直撃のヘディングシュート。身長は176cmほどだが、自信を持つヘッドはチームの得点源の一つになっている。「中学校の時は身体が細くて。でも、タイミングが掴めるようになったし、背筋を鍛えるようになって(ヘディングで遠くへ)飛ばせるようになりました。武器はヘディングだと思っていますし、守備はもちろん、攻撃でも貢献したい」。この日は磨いてきた自分の武器で、勝利に貢献した。
01年の早生まれ選手として加わった国体千葉県選抜では、本職のボランチとして全国大会に出場。現在はCBを務めるが、元々、守備的なボランチだったという中井は「CBは後ろがいないというだけ。あまりプレーに変化は無かったです」とコンバートに影響はなかったと説明する。新しいポジションに順応した中井は、2年生ながら、豊島隆監督も「欠かせない存在」と評するほどの中心選手。本人も自覚を持って勝利に貢献する意気込みでいる。
国体選抜で市立船橋高の選手やJクラブユース組から学んだことがある。「ボールを止める・蹴るの速さが全然違っていた。そこの差を痛感したので、止める・蹴るの速さ・正確さを磨いて、下でもできるし空中戦でも高さを見せられるようにしたい」とより高いレベルを目指して練習中。昨年末のクラブワールドカップ、鹿島対レアル・マドリー戦を見て、「ガッツあるなと思いますし、1対1自信持ってやっている」と感じたCB昌子源のような存在になって、八千代が千葉奪還を果たす力になる。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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