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「どうにかしたかった」。浦和学院はSB宇津木が“ミス帳消し”の決勝ゴール

ゲキサカ / 2017年10月16日 6時8分

後半28分、浦和学院高の右SB宇津木光騎が右足で決勝ゴール

[10.15 選手権埼玉県予選決勝T2回戦 浦和学院高 2-1 狭山ヶ丘高 浦和南高G]

「どうにかしたかった」。浦和学院高の右SB宇津木光騎(3年)は、1-1のまま試合終盤を迎えた試合で勝つために必死だった。

 前半に想定外の形で抜けてきたボールと相手のスピードに対応できず、同点PKを献上。森山泰行監督の前向きな言葉がけもあって、その後徐々に切り替えていったDFは目の前の一つひとつのプレーに集中する一方、勝つために自分が何とかしたいという思いを抱き続けていた。

 そのチャンスが後半28分に訪れる。MF齋藤雅之(3年)が左サイド後方から縦へFKを蹴り込むとMF小船岳清(3年)が頭で中央へ折り返す。「小船が競り合い強いので、中で待っていたら本当に来て、触れば入ると思った」と宇津木。飛び出してきたGKと接触する形になりながらも右足シュートをゴールへ蹴り込んで歓喜の中心となった。

 宇津木は、ヴェルディSS小山でもチームメートだったエースFW田中和樹(3年)が「光騎が持ったら裏にいいボールを蹴ってくれるので裏へ抜けることを意識しています」と信頼するキック精度の持ち主。立ち上がりに田中へ通したフィードがその後、CKと先制点に繋がった。「クロス上げてアシストすることが自分の特長」という宇津木は今後の試合でもチームの勝利に貢献していく意気込みだ。

 試合後、チームメートたちから「自作自演だろ」と“ディスられて”いた宇津木は「(決勝ゴールは)嬉しかったです。でもチャラなんで」と微笑。試合の中でしっかりとミスを挽回したDFは次の戦いへ向けてまた切り替え、「(森山)監督に誘われて、『みんなで強くしよう』と思って(浦和学院に)来た。監督が色々自分たちにしてくれてきたので、優勝して恩返ししたい」という目標を今冬、達成する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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