ユース取材ライター陣たちが推薦する「選手権予選注目の11傑」vol.5
ゲキサカ / 2017年10月18日 12時14分
特集企画「ユース取材ライター陣が推薦する『全国高校選手権予選注目の11傑』」
ゲキサカでは熱戦展開中の第96回全国高校サッカー選手権予選の注目選手を大特集。「選手権予選注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に選手権予選注目の11選手を紹介してもらいます。第2回は(株)ジェイ・スポーツで『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当する傍ら、東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史氏による11名です。
土屋氏:「今回も普段から重点的に取材させて頂いている東京の高校生に限定し、過去の11傑や『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』で取り上げさせてもらった選手を除外した上で、1チームからは1人という縛りを設けて、このメンバーを選出しています。言うまでもなく選手権は高校生にとって最も大きな晴れ舞台。ここに挙げた選手たちにとっても、それ以外の選手たちにとっても、思い出の1ページとして記憶されるような素晴らしい大会になることを祈っています」
以下、土屋氏が注目する11名
GK北村海チデイ(関東一高2年)
「昨年度の選手権開幕戦で先輩の負傷を受け、彗星のように現れたGKはこの1年でさらなる成長を遂げており、全国総体でも初戦の山形中央高戦や3回戦の広島観音高戦でファインセーブを連発。大会優秀選手にも選出された。驚異的な反応速度や高い身体能力を生かした跳躍、飛距離の出る正確なキックに加え、相手FWとフィフティに近いエリア外のボールでも『自分にとっては怖くないので、思い切り行けば相手もビビると思う』というメンタルで飛び出せる守備範囲の広さも魅力的」
DF斎藤彰人(実践学園高3年)
「関東大会出場、全国総体出場、T1リーグ優勝と、今シーズンの都内で結果を出し続けてきた実践学園が誇る不動の3バックの一角を占めるファイター。181センチの長身を生かしたヘディングは守備面のみならず、攻撃面でもセットプレー時の重要なターゲットに。リーグ戦でも3ゴールを叩き出すなど、攻守にチームを牽引する存在であることは間違いなく、日頃は辛口の深町公一監督も『アイツはしっかりやってくれる選手』と信頼を隠さない」
DF今井創一朗(東海大高輪台高3年)
「比較的小柄な選手の揃う技巧派集団の東海大高輪台で、小林陸玖、大橋康暉とチーム内に“三脈”を築く長身DFは、春先こそセンターバック失格を言い渡され、起用されたセンターフォワードで『それが良かった部分もあった』と意外にも川島純一監督の評価を得たが、再び本職に戻って最終ラインで奮闘中。高さ、対人の強さ、スピードとDFに必要な能力はきっちりと有しており、前述した小林とのセンターバックコンビは粗削りではあるものの、都内屈指のユニットに“大化け”するポテンシャルを秘めている」
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