“魂の守備”でシャットアウト!! 浦和DF遠藤「やられる感じはしなかった」
ゲキサカ / 2017年10月19日 3時4分
[10.18 ACL準決勝第2戦 浦和1-0上海上港 埼玉]
魂の守備でゴールを守り抜いた。4-1-4-1の右SBの位置に入った浦和レッズDF遠藤航は、自サイドから攻め込んで来ようとする相手選手に激しく体を寄せて、最後まで自由を与えなかった。
まずは攻撃面で魅せた。前半17分、「タイミングを見て上がっていくのはイメージしていた」と右サイドを果敢に駆け上がると、鋭いピンポイントクロスをFW武藤雄樹に届ける。武藤がヘディングで合わせたシュートは惜しくもゴール右に外れ、得点を演出するには至らなかったが、「少しはチャンスメイクできたかなと思う」と手応え。
FWラファエル・シルバの得点で先制して迎えた後半は、上海上港に押し込まれる時間帯が続いたが、浦和守備が崩壊することはなかった。「皆、切り替えの部分や1対1の球際の部分は意識していたし、中盤の選手を含めて守備意識を高く持っていたので、あまりやられる感じはしなかった」。集中力を保った粘り強い守備で簡単には決定機を作らせず、フィニッシュに持ち込まれる前には誰かが距離を詰めるなど、ゴールを割らせることなく試合終了の時を迎えた。
任務を完遂しての完封勝利で、10年ぶりのACL決勝へと駒を進めたが、遠藤は表情を緩めることはなかった。「素直に喜べないというか…。まだ終わりではないし、通過点だと思っている。大事なのは決勝でしっかり勝つことです」と決勝での必勝を誓った。
(取材・文 折戸岳彦)
●ACL2017特設ページ
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