外しても、止めればいい!前橋商GK帖佐はPK戦5人目キッカーで失敗も、直後に2本目止めて決着!
ゲキサカ / 2017年10月21日 21時13分
[10.21 選手権群馬県予選準々決勝 共愛学園高 1-1(PK3-4)前橋商高 前橋総合]
1-1で突入したPK戦。後攻・共愛学園高の2人目のキックを読み切ってストップしたGK帖佐和也(3年)が、前橋商高5人目のキッカーとしてPKスポットに立った。決めれば、準決勝進出が決定。だが、背番号1の放った右足シュートはクロスバーの上方へ外れてしまう。
外した直後、その表情は動じていないように映ったが、内心は違ったようだ。「自分のせいで負けるんじゃないかという焦りがあった」。それでもベンチの中村楽GKコーチから「1本止めているぞ、大丈夫だ」の声で自分の仕事に集中することができたという。直後、相手5人目のシュートを右へ跳んで止めると、「中村コーチから落ち着けという声があったので。落ち着いて止めることができた」帖佐は仲間たちの祝福の中で笑顔を見せていた。
帖佐は激しい競争の中でレベルアップしてきた守護神だ。前橋商には1年時から正守護神を努め、昨年のインターハイ16強に貢献した田村健太朗(3年)という実力派GKがいる。帖佐よりも身長が5cm高く、運動能力の高い田村も注目の存在。だが、帖佐は「1年の時に自分が出られなかった悔しさがある。自分の弱点をなくすのが一番大事。弱点があると使われないと思う。(下級生の時は)それを磨いてきた」と課題に取り組み、その差を詰めてきた。
今年は当初、交互に起用されていたが、「状況に応じてプレーできる」(中村GKコーチ)という帖佐がポジションを獲得。準決勝まで1か月間空くことから「(各GKに)もう1回チャンスがある」(中村GKコーチ)という状況だが、経験を積みながら自信を深めてきた帖佐はチームのゴールを守り抜く意気込みでいる。
積極的な飛び出しと安定感、そしてPK戦で5人目を蹴るメンタルの強さも帖佐の武器。だが、この日は雨中で失点に繋がるミスもあった。勝利に貢献することはできたものの、満足はしていない。準決勝は前橋育英高との伝統校対決。「きょうは1失点してしまったので、粘り強く戦って無失点で勝ちたい」というGKがチーム内競争によって少しでもレベルアップして準決勝でV候補を封じ込む。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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