雨中の一戦は湘南ユースに軍配!主将DF八方の殊勲弾で東京Vユースを下す
ゲキサカ / 2017年10月23日 15時26分
それでも後半33分、「セットプレーはチャンスだと分かっていたので、絶対に決めようと思っていた」という八方が、直後のチャンスで待望の先制点を奪う。2分前と同じ和田の左CKに対し、今度はゴール正面に飛び込み、ニアサイドからのこぼれ球を利き足とは反対の左足でプッシュした。
「これが今季初ゴールです」と満面の笑みを見せた主将の殊勲弾に沸く湘南イレブンは、一直線に応援団のもとへ走り出す。悪天候にもかかわらずホームの馬入に大勢が集まり、絶えず大きな声援を送っていた控えメンバー、サポーター、近隣各地のジュニアユースの選手たちと喜びを共有した。
さらに湘南は後半38分、右ストッパーのDF植草宏友(3年)が前方にパスを送ると、シャドーのMF柴田壮介(1年)が右サイドを突破。相手守備陣を切り裂いて上げたクロスに途中出場の佐藤が反応し、ヘディングでゴールネットを揺らした。これでスコアは2-0となり、わずか5分間で試合を大きく動かした。
2点を追う展開となった東京Vはその後、ロングボールを中心に攻撃を展開。ところが逆風によりコントロールが難しく、良い形で味方に届けることができない。そのまま最後までゴールを奪うことができず、PK戦で湘南に敗れて全国行きを逃した6月のクラブユース選手権関東大会(0-0、PK3-4)のリベンジを果たすことはできなかった。
湘南はベスト8入りを果たした夏の日本クラブユース選手権に続く快進撃。「内容と結果が伴った夏を経験できたので、どこと対戦しても“自分たちの色”を出せるというのは自信を持って言える。次も自信を持ってピッチに送り出していきたい」(時崎監督)と、さらに成長した姿を3回戦で見せつける。
(取材・文 竹内達也)▼関連リンク
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