2得点の2年生MF檀崎はさらなる成長誓う。「山田の10番を背負えるようなプレーヤーに」
ゲキサカ / 2017年10月23日 16時58分
[10.22 選手権青森県予選決勝 青森山田高 11-0 八戸学院野辺地西高 青森総合]
昨年度選手権決勝、当時1年生だった青森山田高MF檀崎竜孔は交代出場ながら、ピッチの上で初優勝の瞬間を味わった。あれから1年、次期エース候補の2年生アタッカーにとって選手権は将来へ向けたアピールの場になる。
この日の決勝は左SHとして先発。1-0の前半9分にはパスを受けると、カットインから右足シュートを決めて見せた。また後半にはクロスのこぼれ球を詰める形で2点目のゴール。序盤からプレッシャーを受けてもボールを失わずにパスを繋いだり、ドリブルからクロスまで持ち込んでいる姿が印象的だった。
正確なファーストタッチから次のプレーに持ち込んでいたが、本人は「ただなんとなくコントロールしてしまった場合もあって、もっと上を目指すならば、その一つひとつのコントロールに意味を込めてやっていかないとこの先厳しいと思います」と反省。加えて、クロスの精度を欠いた部分があるなど本人の自己採点は厳しいものだった。
「個人的には自分の持ち味でもある背後への抜け出しとドリブルを出そうと思っていて、1点目はドリブルからゴールを決められて結果に繋がったのは良かったんですけれども、前半の終盤は全体的にまったりパスを回していたり、個人的にも一つひとつのパスの質は雑になっていたかなと思います」
全国大会でJリーグクラブのスカウトたちの目に留まるような活躍をすること。青森山田の10番はMF神谷優太(現湘南)、MF高橋壱晟(現千葉)、そしてMF郷家友太(3年、神戸内定)と3年連続でプロ入りしている。次期10番候補筆頭でもある檀崎は「そういうプレーヤーに達していないと思うので、山田の10番を背負えるようなプレーヤーになるために、もっとしっかりとやっていきたい」。トレーニングでもっと、もっと成長を遂げて、周囲に認められるような結果を全国舞台で残す。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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