90+4に追いついた神戸がPK戦で王者鹿島を破る!!GK曽ヶ端は“釜本氏超え”ならず
ゲキサカ / 2017年10月25日 22時29分
ハーフタイム明けの交代は両チームともなし。鹿島は後半もサイドに起点を作って攻めると、後半4分に右サイド深くでボールを奪われるが、渡邉のクリアボールが敵陣中央にいた昌子に渡る。昌子はフリーの状態から左足に体重を乗せた強烈なシュート。しかしゴール左に外れ、立ち上がりのチャンスを生かせない。神戸も攻撃のリズムをつかみ、同9分には強引なドリブルでPA内左に持ち込んだポドルスキが左足を振るが、シュートは山本に当たってゴール右外にそれた。
互いに守備を崩す決定打に欠ける中、流れを変えたのは鹿島の小笠原。後半17分にピッチ中央から一発で最終ラインを切り裂くスルーパスを送ると、右サイドから駆け上がった伊東が抜け出す。PA手前右から右足で打ったシュートはGKキムに当たってゴール左に外れるが、これで獲得した左CKから先制点が生まれた。
後半18分、キッカーの遠藤が左足でゴールから遠ざかるクロスを入れ、飛び出したGKキムにパンチングで弾かれる。しかし、ボールの落下地点にいた小笠原がPA手前中央から右足でふわりと浮かせたパス。PA内右で受けた昌子がフリーで右足を振り抜くと、GKキムの股下に当たったシュートが転がりながらゴールラインを割り、ついに均衡を破った。
先制を許した神戸は後半21分に高橋とMFニウトン、同22分に大槻とMF大森晃太郎を交代させて反撃に出るが、リードした鹿島が試合をコントロールしながら主導権を握る。同28分には永木の右クロスをファーの山本が頭で折り返し、PA内右のP・ジュニオールが右足で強烈なシュートを放つも、GKキムの正面を突いた。
1点を追う神戸は後半29分に右CKを獲得し、藤田が右足で蹴り込んだクロスにPA内中央の渡部がドンピシャのヘッド。だが、ゴール右に飛んだシュートはゴールライン上にいた遠藤に胸で防がれる。ピンチをしのいだ鹿島は直後に連続でビッグチャンスを創出。同31分に遠藤の絶妙なスルーパスからP・ジュニオールがPA内右で右足を振り抜き、その数秒後には鈴木の右クロスにニアの土居が右足で合わせるが、いずれもGKキムのファインセーブに遭った。
鹿島は後半34分に土居とDF西大伍、同38分に遠藤とMF中村充孝を交代。神戸も同38分に渡邉を下げてFWハーフナー・マイクを投入し、パワープレーに移行する。すると同40分、左サイドの三原が入れたロングボールをハーフナーが頭で落とし、相手DFに当たったボールに自ら反応して左足でシュート。ゴール左隅に向かうも、横っ飛びしたGKクォンに弾き出された。
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