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「自分たちが歴史を変える」ために必ず43回目の全国へ。秋田商が6発逆転で決勝進出!:秋田

ゲキサカ / 2017年10月26日 21時25分

前半32分、秋田商高はMF出口陽介が頭で決めて逆転

[10.26 選手権秋田県予選準決勝 秋田商高 6-1 大曲工高 八橋陸上競技場]

 第96回全国高校サッカー選手権秋田県予選準決勝が26日に行われ、最多43回目の全国出場を目指す秋田商高が大曲工高に6-1で逆転勝ち。秋田商は28日の決勝で新屋高と戦う。

 インターハイ出場校・秋田商優位と思われた一戦だが、先制パンチを浴びせたのは大曲工の方だった。開始4分、左サイドのゴールライン際を強引に突破した左SB久米真楠(3年)がラストパス。これにフリーで走り込んだFW鈴木広光(2年)が右足ダイレクトで合わせて、大曲工が先制した。

 CB奈良学主将(3年)が「気持ちの部分の問題。フワフワ入ってしまった」と振り返る秋田商は、その後も大曲工にセカンドボールを拾われると、相手のカウンター、ロングボールをタッチラインへ逃げるようなシーンが続いてしまう。ボールを奪いきれずに相手の攻撃回数を増やしてしまい、奪ってからの攻撃もリズムが良くなかった。だが、後方から攻撃を組み立て、中盤を活用したパスワークによって右のMF伊藤直人(3年)と左のMF伊藤颯(3年)の両翼の前のスペースへボールが入りだすと、秋田商の攻撃は止まらない。

 20分、MF出口陽介(3年)がゴールエリアまで飛ばした右ロングスローを大曲工がクリアミス。こぼれ球に奈良が飛び込むと、最後は伊藤颯が押し込んで同点に追いついた。大曲工はミスから追いつかれたものの、球際でのチェックが厳しく、簡単には良い形でシュートを打たせない。そして、キープ力のあるMF高橋遼馬(2年)やFW佐藤凌吾(3年)が何とか前進しようとしていた。

 だが、秋田商は小林克監督が「繰り返したところが良かった」と頷いたように、両ワイドから仕掛けを繰り返して相手の守りをこじ開ける。32分、伊藤颯がゴールエリアへ蹴り込んだ右CKにフリーで飛び込んだ出口が勝ち越しヘッド。39分には左サイドからの崩しで3年FW田近晴登(3年)がPKを獲得すると、自ら左足で蹴り込んで3-1とした。

 後半8分には伊藤颯の左足FKで4点目。27分にはMF鈴木銀華(2年)の右CKが相手のミスを誘い、最後はMF松野竜士(3年)が豪快に蹴り込んで5-1とした。メンバーを大きく入れ替えた秋田商は交代で入った2年生たちがエネルギッシュな動き。「交代選手もまずまずやってくれた」(小林監督)という中、終了間際にも中央から崩し、最後は抜け出したFW鈴木宝(2年)が6点目のゴールを決めて試合を終えた。

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