リプレイ動画を審判のもとへ…ライプツィヒSDの暴挙にフンメルス「ダメでしょ」
ゲキサカ / 2017年10月26日 22時2分
[10.25 DFBポカール2回戦 バイエルン1-1(PK5-4)ライプツィヒ]
DFBポカール(ドイツ国内杯)の2回戦が25日に行われ、バイエルンはライプツィヒと対戦。延長戦でも決着はつかずに迎えたPK戦で1-1(PK5-4)で勝利した。
ブンデスリーガで上位に位置する両者が2回戦で激突。熾烈な戦いはPK戦までもつれて、最後はバイエルンのGKスベン・ウルライヒが5人目キッカーのシュートを阻止して勝利した。MFアリエン・ロッベンも「とても神経が磨り減る試合だった」と語るほどの接戦だったが、勝ちたい気持ちが上回ったことでライプツィヒのスポーツディレクター(SD)のラルフ・ラングニック氏がスマホ片手に暴挙に出た。
事の発端は前半34分、攻撃を仕掛けるライプツィヒはFWエミル・フォルスベリがドリブル突破。そこにバイエルンのMFアルトゥーロ・ビダルがボール奪取を狙い、PA付近でフォルスベリを倒してしまう。主審はファウルの笛を吹くが、起きた場所がPA手前かPA内かが争点に。拮抗した試合展開でライプツィヒのPKとなるか、スタジアム中が注目した。
今季からブンデスリーガではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を導入。しかしDFBポカールでは準々決勝からVARが使用されるため、主審は副審のもとへ相談に行った。その結果、PA手前でのファウルによるライプツィヒのFKとなり、ビダルにはイエローカードが提示された。
この判定に納得がいかないライプツィヒSDのラングニック氏は、ハーフタイムまでの10分間でファウルシーンのリプレイ動画を探すと前半終了とともに審判のもとに駆け寄り、動画を見せて判定結果の不服を伝えようとする。しかしこの暴挙にバイエルンの選手たちは驚き、DFマッツ・フンメルスらが抗議する騒動となった。
『ESPN』によると、フンメルスは試合後に「スマホ片手に問題のシーンを見せに行くなんていいわけがない」と批判。「ラングニック氏には『その行動はスポーツマンシップに反している』と穏やかに伝えているよ」と語った。バイエルンは28日のブンデスリーガ第10節で、再びライプツィヒと対戦する。
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