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自分たちも1試合1試合成長を…昨年度全国4強の佐野日大が今年初の栃木ファイナルへ

ゲキサカ / 2017年10月28日 21時52分

 そして、「去年の先輩見てラインのコントロールやチーム全体の気配りをすることが大切だと思っているので、自分がチームをいい方向に持っていけるようにやっています」という曽雌、DF猿橋佳永(3年)、安藤の3バックを中心に要所を抑え続けた佐野日大がしたたかに1チャンスをものする。後半12分、攻撃参加した安藤の縦パスをFW長谷川航(2年)が左サイドへはたく。そしてMF栗原彪(3年)が入れたクロスをファーサイドのMF溝口寛人(2年)が頭で叩き込んで2-0とした。

 反撃する小山南は山井の左足シュートがポストをかすめるシーンもあったが、佐野日大の堅守を最後まで破ることができず。佐野日大が矢板中央高と戦う決勝戦(11月4日)進出を決めた。

 今年、悔しい思いを重ねてきた佐野日大だが、トレーニングを積んできた足下での崩しやサイド攻撃で結果を残した。海老沼監督は「この子たちは結果を残せなかった。やっと4つの壁を越えることができた」と安堵の表情を見せていたが、同時に口にしていたのは「彼らはもっと伸びる」ということ。それは1年前に歴史を塗り替えた先輩たちの姿とも重なる。

 曽雌は「準々決勝勝った後も一週間しっかり準備してきました。去年の先輩たちも1試合1試合全国大会とかでも強くなっているというのを自分も感じていて、1試合で変われるというのがあると思うので、そこを目指して、1試合1試合大切にしていきます」と宣言。GK大滝昌広やMF福澤力主将(ともに3年)が負傷欠場している中、誰が出ても変わらない力を身につけてきた佐野日大が決勝までの一週間でまた成長を遂げて、決勝戦も勝つ。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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