[MOM2267]米子北FW城市太志(3年)_アグレッシブなプレーで全国切符を引き寄せる2発
ゲキサカ / 2017年10月30日 13時0分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.28 選手権鳥取県予選決勝 米子北高 4-0 鳥取城北高 とりスタ]
圧倒的に優位とみられた米子北高が鳥取城北高に敗れるとすれば、攻め込みながらも得点できず、時間の経過とともに焦りが生まれることがきっかけになると考えられた。そんな不安を一掃したのが、FW城市太志(3年)の序盤の2得点。前半3分、12分の連続ゴールで一気に試合の流れを引き寄せた。
先制点の場面では、エリア外に出てきた相手GKのクリアを味方がカットしたこぼれ球が足元に来たチャンスを逃さなかった。「GKが前に出てきたときから、ゴールが空いているのは見えていました。早いタイミングでボールが来たので、すぐに打とうと思いました」というロングシュートが懸命に戻るGKの手をはじいてネットを揺らした。
2点目もゴール前のこぼれ球に詰めて蹴り込んでおり、不意にボールがこぼれてきた決定機を確実に決めた。「前半が勝負だと思っていたので、最初から全力でゴールに向かっていった」というアグレッシブなプレーが、チームを8年連続の選手権に導く原動力に。ハーフタイムで「お役御免」の交代となったが、短い時間でしっかり結果を残した。
これまでは出場機会を得ながらも、本人が「全然、結果を残せていない」と語るように、得点に絡めないことが多かった。中村真吾監督は「ゴールから遠ざかってパスを受けようとすることが多く、ファーストタッチもゴールから遠ざかってしまっていた」と指摘する。それを踏まえて「『とにかくゴールに向かって、こじ開けろ』と伝えた」という監督の指示通り、この日は開始直後から敵陣でスペースへのランやドリブルを繰り返し、相手の脅威となってチームを勢いづけた。
ガイナーレ鳥取U-15から、父の徳之氏が総監督(2年前の入学時は監督)を務める米子北に進み、少しずつ力を伸ばしてきた。インターハイは初戦の2回戦・富山一高(富山)戦で先発したが結果を残せず、チームも0-1で初戦敗退。3年間の集大成となる選手権では「全国でゴールを決めたいし、ゴールに絡みたい」と、予選以上の大暴れを誓う。
(取材・文 石倉利英)●【特設】高校選手権2017
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
4試合で驚異の24得点0失点 海外クラブ注目のFW擁する神村学園、敵将も「差があった」と脱帽
THE ANSWER / 2024年8月1日 14時43分
-
いずれも優勝歴を持つ帝京、国見、市船を撃破。山陰勢初Vへ、米子北が最近4大会で3度目の準決勝進出!
ゲキサカ / 2024年7月31日 22時49分
-
米子北、後半の逆襲劇で国見を破って8強入り
ゲキサカ / 2024年7月30日 17時46分
-
「奪う力」で注目度向上。興國の2年生MF樺山文代志はインハイを「『勝負の大会』にしたい」
ゲキサカ / 2024年7月20日 12時10分
-
着実に向上中。興國と0-0ドローの米子北FW鈴木颯人主将「さらにここから1つになって」インハイへ
ゲキサカ / 2024年7月20日 7時32分
ランキング
-
1セーリング「銀」、祝福コメント続々「ルールわからんけど面白い」「目が離せなくなった」
読売新聞 / 2024年8月8日 21時33分
-
2セーリング混合470級の岡田奎樹、吉岡美帆組が銀メダル 日本勢20年ぶり表彰台!…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月8日 19時11分
-
3【パリ五輪】日本&米国フィギュア表彰式にロシア重鎮が怒り「不公平で非文明的で不誠実」
東スポWEB / 2024年8月8日 22時59分
-
420年ぶりにメダルを獲得したセーリング470級 五輪種目存続のため奮闘した日本セーリング界…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月8日 22時18分
-
5セーヌ川でのオープンウォーター、給水方法に歓声…「釣り人集団」や「ラッコ」出現
読売新聞 / 2024年8月8日 18時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください