[MOM2271]矢板中央MF松井蓮之(3年)_栃木の最注目ボランチ、「絶対にいないといけない存在」へ
ゲキサカ / 2017年10月29日 15時27分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.28 選手権栃木県予選準決勝 矢板中央高 5-1 小山西高 栃木グ]
彼の持つ実力からすると、この日のプレーはコーチ陣には物足りないようにも映ったようだ。試合後には「ダメ出し」の言葉も。一方で決勝進出を決めた矢板中央高には、MF稲見哲行主将(3年)やFW望月謙、MF飯島翼(ともに2年)ら他にも内容あるプレーを見せた選手たちがいた。それでも、チームの大黒柱であるU-17日本代表MF松井蓮之(3年)は随所で周囲を一段回上回る動き。チームを攻守で牽引し、選手権出場に王手をかけた。
ダブルボランチの一角として先発したこの日は雨の中、「小さい頃から胸板厚いんで」という肉体を活かした強度の高い守備。「球際だったり、守備のところを意識していたので、相手の攻撃を自分的には結構潰せたと思う」とグラウンダーで勝負する相手の攻撃を封じる部分で貢献していた。
またボールを持つと高いキープ力を見せる一方でテンポよくボールを繋ぎ、力強い動きでゴール前に侵入。前半終了間際にコンビネーションから抜け出して決定的な左足シュートを放つなど、チーム最多タイとなる5本のシュートを打ち込んだ。
目指している姿はチームにとって「欠かせない存在」だ。「自分がいないとダメとか、アイツがいないと試合が作れなかったり、守備が甘くなったり、チームの士気が上がらないというような、『絶対にいないといけない存在』と言われたいですね」。
予選敗退した昨年度の選手権予選後、U-16日本代表のチリ遠征、U-17日本代表のアメリカ遠征で世界を経験。「代表行って、パスの質とか自信持ってやれている」。U-17W杯メンバーには選出されなかったが、代表チームで指摘された対人守備の甘さやコーチングの部分は特にこだわって磨いてきた。この日はチームメートに声をかけるシーンも多かったが、それは自身のプレーにだけ集中していたという以前からの変化の表れだ。
注目の進路は関東大学1部リーグの強豪になる模様。高校からのプロ入りを目指してきたが、県内5冠を掲げてスタートしながら、これまでチームにタイトルをもたらすことができなかったことが大学進学を決断させたようだ。
「結果出していないのが一番の問題で、(タイトル獲得を)一つも実現できていなくて悔しい部分もある」。だからこそ、将来のプロ入りのために、少しでも選手権で注目度を高めて大学へ。栃木の最注目ボランチがまずは県決勝で中心選手としてのプレーをして、矢板中央を全国へ導く。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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