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序盤に先制の町田、リード守れずドロー…讃岐は北朝鮮代表MFの“神の手ゴール”が無効で逆転ならず

ゲキサカ / 2017年10月29日 19時34分

町田は讃岐に追いつかれて引き分け

[10.29 J2第39節 町田1-1讃岐 町田]

 15位FC町田ゼルビアがホームで20位カマタマーレ讃岐と対戦し、1-1で引き分けた。前半5分にMF森村昂太が先制ゴールを決めたが、同40分に讃岐のMF高木和正に同点弾を献上。リードを守り切れず、4戦連続ドローを含む8試合勝ちなし(7分1敗)となった。

 町田は前節・横浜FC戦(2-2)から先発1人を変更。MF戸高弘貴に代わり、前節に1ゴールを挙げたFW戸島章が2試合ぶりにスタメン起用された。対する讃岐は前節・山形戦(0-0)と同じ11人。ともに2試合連続スタメンのFW木島徹也とDFイ・ジュヨンは、これがJ2通算100試合目の出場となった。

 キックオフ前から降り続ける大雨の影響により、ボールが転がりにくい難しいピッチコンディションで始まった一戦。アウェーの讃岐は前半1分に素早いリスタートを見せ、PA内左に抜け出した木島徹がDF大谷尚輝のスライディングをかわして右足でシュートを打つが、クロスバーの上に外れる。

 すると前半5分にホームの町田が先制。右サイドの戸島がスローインの競り合いからオーバーヘッド気味に右足で中央へ蹴り上げ、PA内右で受けたMF平戸太貴がワンタッチで縦に抜け出す。折り返しはDFアランに防がれるも、こぼれ球を森村が左足で押し込み、今季2得点目で均衡を破った。

 讃岐は失点後、ボールが止まりやすいピッチを生かし、裏を狙ったロングパスで打開を図る。前半40分にはFW原一樹が左サイドで粘りながら突破し、PA左脇から左足でクロス。ファーの高木が左足のインサイドキックで丁寧にゴール右へ決め、1-1と同点に追いつく。

 さらに直後の前半42分、右サイドのタッチライン際でFKを獲得し、高木がキッカーを務める。今季3点目を挙げたばかりの背番号10が左足で大きく内側に曲がるクロスを送ると、ゴール前で北朝鮮代表MF李栄直が反応。ネットを揺らしたものの、左手で押し込んだとしてイエローカードを受けた。

 前半の終盤から雨が弱まったことで、後半に入るとピッチ状態が徐々に回復。互いに勝ち越しを目指して攻め込む中、町田は後半27分に決定機を迎える。右CKからキッカーの平戸が右足でクロスを送り、ファーで競り勝った戸島が打点の高いヘディングシュート。左ポストに嫌われ、跳ね返りを大谷が左足で蹴り込もうとするが、ゴール右へのシュートはライン付近で原に頭でクリアされた。

 失点の危機を逃れた讃岐もカウンターやセットプレーを軸にゴールへと迫る。しかし、終盤は再び大雨に見舞われ、1-1のままスコアが動かずに試合終了。讃岐は2試合連続の引き分けで5戦未勝利(3分2敗)となった。
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