浅野がフル出場でシュツット完勝に貢献、内弁慶?敵地未勝利もホーム5戦無敗
ゲキサカ / 2017年10月30日 4時38分
[10.29 ブンデスリーガ第10節 シュツットガルト3-0フライブグルク]
ブンデスリーガは29日、第10節3日目を行い、FW浅野拓磨の所属するシュツットガルトはホームでフライブルクと対戦し、3-0の完封勝利をおさめた。浅野は2試合連続で先発し、右サイドハーフでプレー。今季4度目のフル出場で勝利に貢献した。
開始早々の前半2分、MFチャドラック・アコロが右足を負傷。一時試合が中断したが、アコロはプレーに戻った。前半12分にはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がシュツットガルトに“味方”した。
FWダニエル・ギンチェクの突破を止めようとしたDFチャグラル・ソユンクが体を入れた際にボールが手にあたり、シュツットガルトはハンドを訴えた。主審が映像を確認した結果、これが故意なハンドとみなされ、一発レッドで退場。ソユンクは怒りを露わにして足元の看板を蹴り飛ばし、クリスティアン・シュトライヒ監督は血相を変えて抗議した。
この退場劇から流れを引き寄せたシュツットガルト。前半23分、浅野のパスを受けたDFアンドレアス・ベックが右クロスを入れ、アコロが強烈ヘッド。徐々に攻勢を強め、前半38分、DFティモ・バウムガルトルが左サイドに展開し、MFベルカイ・オズジャンが鋭いクロス。ギンチェクが左足シュートでネットを揺らし、先制に成功した。
攻撃のリズムをつかんだシュツットガルトは前半終了間際にも追加点。前半アディショナルタイム4分、オズジャンが左後方から蹴り込んだFKをDFベンジャマン・パバールがヘッドで合わせ、2-0。昨季、リールから加入したパバールはこれがブンデス1部初得点となった。
2点リードで折り返した後半もシュツットガルトは主導権を渡さない。浅野もチャンスに顔を出し、同13分、ドリブルで左から切れ込んだギンチェクが浅野へピンポイントクロス。PA内右の浅野がヘッドで叩いたが、ジャストミートせず、枠を捉えられなかった。
後半22分にはエースFWシモン・テロッデを投入。交代策は的中し、後半37分、ゴール前でボールをおさめたテロッデがDFのマークを外し、左足シュートで鮮やかにGKの股間を抜いた。そのままタイムアップを迎え、シュツットガルトは3-0で完封勝利。敵地では未勝利が続いているが、4勝1分でホーム無敗を守った。
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