[東海]静産大が2年連続のインカレ出場!!残留争いは勝ち点1差に4校の激戦:第19節
ゲキサカ / 2017年11月7日 9時48分
第56回東海学生サッカーリーグ1部の第19節が10月28日に各地で行われた。東海地域の全日本大学選手権(インカレ)出場枠は「3」。首位を走る静岡産業大は今季3試合を残しての3位以上が確定し、2年連続12回目のインカレ出場を決めた。次節には早くもリーグ優勝の可能性がある。2位の常葉大学浜松キャンパスは4位の東海学園大との上位対決を制し、3位・中京大も勝利した。
首位・静産大と5位の愛知学院大の対戦はシーソーゲームに。4-4で迎えた後半アディショナルタイム4分過ぎ、FW遠山拓民(3年=甲府U-18)が右足シュートで今季15点目となるハットトリックを達成し、静産大が劇的勝利を遂げた。次節の2位・常葉大浜松との直接対決に勝利し、また3位・中京大が引き分け以下だった場合に静産大の2連覇が確定する。
2位の常葉大浜松は4位の東園大に3-1で勝利。MF土井智之(2年=神戸弘陵高)の2アシストを含む3得点で逃げ切った。敗れた東海学園大は逆転Vの可能性が消滅しただけでなく、インカレ出場を目指す上で痛すぎる敗戦。残り3試合では常葉大浜松と中京大の取りこぼしを狙い、勝ち点3を上乗せていくしかない。
3位の中京大は6位・名古屋経済大に4-0で大勝。FW西口黎央(2年=興國高)の2ゴール1アシストを含む4ゴールで完封勝利した。
静産大のインカレ出場が決まり、東海地域の残り2枠を2位・常葉大浜松(勝ち点44)、3位・中京大(同43)、4位・東園大(同38)で争っていく。上位陣の直接対決も残っており、次節で静産大と常葉大浜松、次々節に静産大と中京大が、最終節に静産大と東園大、中京大と常葉大浜松が対戦する。
7位の四日市大は10位の名古屋商科大に3-1で勝利した。11位の静岡大は8位の岐阜経済大を5-4で下した。
最下位の名古屋学院大は9位の中部大と対戦。前半から名院大が怒涛の攻撃を仕掛けて一挙3得点。後半17分に中部大に1点を返されるが、同37分にDF岩崎将大(3年=桃山学院高)がダメ押しの4点目を決め、5月7日の第5節以来となる白星を飾った。
下位2チームが降格となる東海1部リーグ。残留争いでは降格圏の11位・静岡大と最下位の12位・名院大が勝利したことで、勝ち点1差に4チームがひしめく大混戦になった。
勝ち点13に伸ばした静岡大が降格圏を脱出し、9位へ浮上。一方で同13で足踏みした中部大は得失点2差で下回り、9位から10位へ後退。勝ち点12の名商大は降格圏の11位に転落した。なお、依然として最下位に沈む名院大だが、今節の勝利により逆転での残留へ望みをつないでいる。
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