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今年は自分たちのパススタイルで勝ち上がる!名門・藤枝東は後半ラストプレーで追いつかれるも、延長戦制して静岡8強入り

ゲキサカ / 2017年11月3日 18時38分

 ラストプレーでの起死回生の一撃で延長戦へ持ち込んだ飛龍に対し、藤枝東はインターハイ予選準々決勝で同じような失点からPK戦敗退しているだけに暗雲が漂った。それでも、「ピッチの中でも『総体思い出せよ』という声が出ていた」(田村)という藤枝東は崩れない。

 延長戦でもボールを保持しながら攻めると、その前半9分、坂本の左CKをニアへ走り込んだ平出が頭で決めて勝ち越し点。飛龍も後半終了間際に右CKのこぼれにFW野毛海里(3年)が走り込んだが、シュートは枠を外れ、同点に追いつくことができなかった。

 勝った藤枝東は全国復帰へ前進。15年度は2年ぶりの選手権出場を果たしたが、1回戦で香芝高(奈良)に0-0からのPK戦の末に敗れている。藤枝東OBで当時監督就任1年目だった小林監督は「1年目はとにかく全国出たいと思って割り切ったサッカーをしていた。(内容、結果にこだわる現在は)スタッフ、選手も(積み重ねられてきた)伝統的なところを大事にしようと取り組んでいます」。最後の局面での崩しの精度や、後半終了間際に喫した失点など反省点はもちろんあるが、普段から意欲的にパス&コントロールなどに取り組んでいるというチームはトレーニングの成果が見える内容で準々決勝へ駒を進めた。

 2年前の全国経験者であるCB山口晏侍主将(3年)が「悔しいです。戻りたいです」と誓う全国舞台。そこに舞い戻るために、山口は「今回もロスタイムに追いつかれてしまったけれども、勝ち切れたところは成長している部分だと思います。プラスに捉えながら、一戦一戦決勝戦のつもりでやっていきたい」と誓った。今年、必ず全国へ復帰し、今度は藤枝東らしいサッカーで一つでも上へ勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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