[MOM2274]藤枝東MF田村祐二朗(2年)_元U-15代表候補で独特の雰囲気持つレフティー。名門のリーダーへ
ゲキサカ / 2017年11月3日 19時40分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.3 選手権静岡県予選決勝T1回戦 藤枝東高 2-1(延長)飛龍高 草薙球技場]
2年生だが、全国高校選手権優勝4回の名門・藤枝東高を牽引している存在だ。MF田村祐二朗(2年)はJFAアカデミー福島U15時代にU-15日本代表候補に選出されている注目アタッカー。「勉強もしたくて」進学校・藤枝東に進んだMFはこの日、ピッチで一際存在感を放っていた。
延長戦まで100分間を戦った飛龍高戦では、右SHやトップ下の位置でプレー。チームは特に後半、圧倒的にボールを握っていたが、やや引き気味に守る飛龍をなかなか切り崩せなかった。その中で田村は相手の逆を取るドリブルで相手の懐へ切れ込んだほか、正確な左足クロスを入れるなどチャンスメーク。そして、先制点を叩き出した。
後半23分、左サイドから人数をかけた崩しを狙った藤枝東は、左SB増田俊介(3年)がドリブルでDFを剥がしながら中央へ持ち込んでスルーパス。田村は相手CBの集中力が切れているところを見逃さず、「後ろみたら(CBが)ちょっと離れていたので行けるなと思って要求して、いいボールきたので無心で打ちました」と左足を振り抜く。豪快な一撃がゴール右上隅に突き刺さり、1-0となった。
技術力の高さはもちろん、相手の目線や重心を見て判断を変える抜け目ない動きが印象的だった「藤色の背番号7」。より一つひとつのプレーの精度が高まれば、さらに存在感を放つことができそう。小林公平監督はその田村について「一番良いのはふてぶてしさ。『オレのところで仕事をするぞ』という雰囲気が出ているのは良かった」と説明する。エースの10番FW曽根大和(3年)が負傷欠場する中、小林監督から「オマエが中心になってやれ」という言葉も掛けられている田村は、ここへ来てリーダーとしての自覚も高まっているようだ。
藤枝東は昨年、今年と無冠。伝統校復活のためにもこの選手権は予選で負けるわけにはいかない。「今年は静学に2冠取られている。3冠取らせたくないと思いますし、僕たちが静岡の代表として名を轟かせたいですし、上の方まで突き進みたいと思っている。目の前の相手にチャレンジャーの気持ちでやっていきたい」と誓うMFが、名門を勝たせるプレーをして、2年ぶりとなる選手権出場へ導く。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[NBチャンピオンシップU-16]尚志がPK戦で横浜創英を下し、準々決勝進出!来年、再来年の飛躍のために“全国大会級のU-16大会”で自信を掴む
ゲキサカ / 2024年9月16日 10時39分
-
[NBチャンピオンシップU-16]攻守に存在感のMF三國ケースマンエブスらが奮闘も、弱さも出た青森山田は矢板中央と0-0ドロー
ゲキサカ / 2024年9月14日 23時1分
-
[関東ROOKIE LEAGUE]優秀選手:横浜創英MF鈴木快「高校3年間での目標は、世代別の日本代表に選ばれること」
ゲキサカ / 2024年9月13日 19時20分
-
[MOM980]新潟医療福祉大MF田澤夢積(3年)_後半3発逆転劇を呼び込む同点弾、青森山田仕込み“全国での強さ”
ゲキサカ / 2024年9月10日 19時24分
-
前日にプレミア青森山田戦で決勝点の高1早生まれ。市立船橋MF田中優成が初のU-15日本代表候補でもドリブル、裏抜けで勝負
ゲキサカ / 2024年9月3日 6時43分
ランキング
-
1プレーオフ中は投手リハビリ“休養”か継続か 大谷翔平と「近日中に話し合う予定」とド軍監督
スポニチアネックス / 2024年9月25日 8時46分
-
2ジャッジ、3試合連発の56号 大谷翔平に3本差…3冠王へ猛スパート、NYは「MVPコール」
Full-Count / 2024年9月25日 9時14分
-
3【オリックス】T―岡田、安達了一のチーム野手最年長36歳コンビが有終の美 引退試合でともに快音
スポーツ報知 / 2024年9月24日 21時25分
-
4大谷翔平の50-50は「最も達成不可能」 追随できぬ偉業…2人目の出現を「期待しない」
Full-Count / 2024年9月24日 19時11分
-
5大谷翔平の「60-60」にロバーツ監督がブレーキかける可能性 意外な“障壁”を米地元紙が指摘
THE ANSWER / 2024年9月25日 6時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください