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[MOM2282]仙台育英DF後藤万輝(3年)_高さ勝負に滅法強いDFが決勝の舞台で大仕事

ゲキサカ / 2017年11月4日 20時52分

仙台育英DF後藤万輝(5番)が先制ゴールを決め、スタンドの応援団へ満面の笑みで駆け寄る

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権宮城県予選決勝 仙台育英高 1-0 東北学院高 ユアスタ]

 ゴールと無失点の守備で、DF後藤万輝(3年)がチームの5年ぶり全国大会に大きく貢献した。

 普段から熱さを前面に出す後藤は開口一番、「出られない選手や親のためにも勝てて嬉しいです」と悔しい思いをしているチームメイトや支えてくれている家族への感謝を口にした。

「めちゃめちゃ緊張しましたが、まずは頑張ろうと思ってピッチに入りました」と、普段はJリーグが行われるユアスタのピッチに立った後藤。ゴールとなったバックヘッドでのスーパーシュートは、「後ろにそらしてチャンスになればと思ったのがそのまま入ってラッキーでした」と謙遜したが、高さ勝負への絶対的な強さがゴールを呼び込んだ。

 高さ勝負の強さは守備でも発揮され、相手選手との競り合いでも負けなかった。後半は相手に攻め込まれる時間帯もあったが、「後半は相手のリズムで攻め込まれましたが、カバーリングと相手にシュートを打たせないことを考えました。今大会まではセンターバック2人の距離が遠かったので改善しました」と、後輩のDF志村滉(2年)やGK佐藤文太(1年)とも連係を取り合いながら守備の改善に努めたことで、4試合で失点わずか『1』という堅守を築くことができた。

「全国優勝できるようにさらにチーム力をつけたい」と意気込む後藤。全国の舞台でも競り合いの強さを武器に、堅守を見せたい。

(取材・文 小林健志)●【特設】高校選手権2017

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