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堅守速攻を徹底した上田西が12年ぶり全国!湘南内定FW新井の市立長野を破る:長野

ゲキサカ / 2017年11月5日 7時0分

上田西が12年ぶり全国へ

[11.4 選手権長野県予選決勝 市立長野高 1-2 上田西高 松本平広域公園総合球技場]

 第96回全国高校サッカー選手権長野県予選は4日に松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で決勝戦を行い、上田西高が2-1で市立長野高を下し、12年ぶり2回目の全国大会出場を決めた。敗れた市立長野高は、湘南ベルマーレに入団が内定しているFW新井光(3年)がPKで1点を返したが、夏冬連続の全国出場はならなかった。

 雨が降ったり止んだりする中で行われた試合は、上田西が立ち上がりを制した。3トップに素早くボールを送り、FW根本凌(3年)、FW上原賢太郎(3年)がポストプレーに入ると、中盤がセカンドボールを制圧して攻勢に出た。前半15分、左サイドを押し込むと、スローインの対応に入った相手2人が交錯した隙を突き、こぼれ球をフリーで拾った右ウイングバックの田中一翔(3年)がきっちりとゴールに決めて先制した。

 対する市立長野は前半20分過ぎから得意のポゼッションが機能。新井が個人の突破からシュートを放つなど脅威となった。つなぐ市立長野と、素早く背後を突く上田西の展開で試合は拮抗していたが、38分に思わぬ形でゴールが生まれた。上田西は、ボランチのMF宮下廉(3年)が距離のあるFKを担当。ゴール前の味方に合わせるつもりで蹴ったが、少しミートが甘くなったボールは、GKの頭上を超えて直接ゴールネットを揺らした。

 2点リードで折り返した上田西に対し、市立長野は後半からギアを上げた。開始3分でボランチのMF山口亮太(3年)が左サイドからドリブルシュートを放つと、2分後にはボランチの島田直弥(3年)が斜めのパスで鮮やかに相手の守備網を切り裂き、FW山中麗央(3年)がシュート。決定機だったが、上田西が2年生GK小山智仁の好守でしのいだ。

 市立長野はMF久保田拓也(2年)を投入して攻撃を活性化させたが、スルーパスはことごとく相手GKに止められた。サイドからは鋭いクロスが何度も上がったが、中で合わせることができなかった。市立長野の芦田徹監督は、「インターハイ後は、外をうまく見せながら中を崩す攻撃をやって来たが、0-2にされてしまって、焦ってクロス(ばかり)になってしまった」と攻撃の連係がかみ合わなかった時間帯を悔やんだ。それでも後半25分、抜け出しに成功した右ウイングバックの小林恭也(3年)が倒されてPKを獲得。新井が決めて1点を返した。

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