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“県内4冠”狙う昌平が埼玉栄を下して4強入り、指揮官「一つ一つの勝負にこだわって」:埼玉

ゲキサカ / 2017年11月5日 7時50分

 しかし、トップ下の山下を中心に攻撃を立て直していった昌平に、後半18分、ビッグチャンスが訪れる。フェイントで相手をかわしたMF古川勇輝(2年)のパスを山下が右サイドで受け、ゴール前へグラウンダーのクロスを供給。いち早く飛び込んだ佐相がダイレクトで合わせたが、「足が下に入ってしまった」(佐相)と浮かせてしまい、豪快なシュートはクロスバーを叩いた。

 それでも後半21分、PA内右で原田のパスを受けた古川が左足でグラウンダーのクロスを送り、ニアサイドで森田がスルー。ファーに走り込んだ渋屋がGKの逆を突くシュートを右隅に決め、リードを3点に広げる。「浮いていたボールなので難しいと思ったが、あのコースに蹴るのは練習していた」(渋屋)という“練習どおり”の一撃だった。

 昌平は後半30分、フィールド全体を走り回ってボール奪取とドリブル突破を披露していた山下を下げ、MF高見勇太(3年)を投入。指揮官が「ボールが運べるので、そこはうちの武器。ボールをつなぐだけじゃなく、ドリブルでスッと入っていくという良さがある」と評した背番号7は、チームの2得点目だけにとどまらない圧巻のパフォーマンスを見せ、ピッチを後にした。

 一方の埼玉栄は、チャンスをつくれない苦しい時間が続く。後半31分、新井の左足ボレーが枠を外れると、その後はシュートを放つことができず。0-3のままタイムアップのホイッスルを聞くこととなり、インハイ予選のリベンジを果たすことはできなかった。

 勝利を収めた昌平の藤島監督は「ディフェンス面が安定していたのが良かった」と無失点を評価しつつも、「まだセンタリングの精度、ゴールに向かう精度が足りない」と冷静に分析。「一つ一つの勝負にこだわってやっていく」と県内3冠を過信とせず、2014年度以来2度目の選手権出場に向けて着実に勝利をつかみ取っていく構えを見せた。

(取材・文 竹内達也)●【特設】高校選手権2017

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