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実践学園が帝京との延長戦制して決勝進出!関東大会、インハイに続く代表権獲得に王手:東京B

ゲキサカ / 2017年11月5日 19時34分

 その延長前半8分、実践学園が先制点を奪う。相手のクリアボールを交代出場DF人見隼斗(3年)が拾うと、右サイドへ展開。そして、深町監督が「途中から出した右サイドの大関がクロスボールをチャレンジしていた。浮き球が多かったので、グラウンダーを意識して上げろと伝えていた」というMF大関友貴(3年)がグラウンダーのクロスを入れると、ニアサイドの武田が右足ダイレクトで合わせて勝ち越しゴールを奪った。

 帝京は直後から三浦を前線へ上げて反撃。だが、後半6分に佐々木が放った右足シュートはGK成田雄聖(3年)にファインセーブされてしまう。その後、帝京は195cmFW赤井裕貴(2年)を投入して1点をもぎ取りにいったが、跳ね返した実践学園が1点差のまま逃げ切った。

 今年の実践学園は6月の関東大会、7月のインターハイに出場。そして東京都1部リーグ優勝も果たした。一方、インターハイでは1回戦で遠野高(岩手)に0-2で敗戦。初戦を突破すれば2回戦では優勝校の流通経済大柏高(千葉)と対戦することができたが、そこに意識を傾けすぎて自分たちを見失っていた。
 
 尾前は「流経戦かり意識していた。インハイに出て満足したところが絶対にあったと思う。自分たちの目標はそこじゃないと再確認したし、全国ベスト8という目標であるし、実戦の歴史つくるという意味でも俺たちの代しかできないところがあると思う」と力を込めた。関東大会、インターハイに続いて東京都を突破できれば、実力の証明にもなる。尾前は「自分たちが、本当にみんなの記憶に残るチームになれたらいいと思うので、決勝もどれだけプラスの声をかけられるかだと思うし、楽しむだけだと思います」。東京都1部リーグ優勝チームは選手権予選で結果を出せないというジンクスも破って自分たちが歴史を変えるつもりだ。

 実践学園はこの日、東京都2部リーグに所属する実践学園BでプレーしてきたFW西田輝(3年)が先発出場。「メンバー発表の時にスタンドが沸いていましたけれども、下のチームの子が先発で出たのは周りも嬉しい」と深町監督が語るように、“実践らしさ”とも言える選手起用、それを心から応援する一体感も見られた。その一体感を持ってあと1試合。尾前は「支えてくれる人たちの気持ちが最後のところに繋がっているんじゃないかと思います」。支えてくれる人たちのためにも決勝で勝って、全員で全国出場を喜ぶ。
 
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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