苦しい戦いで勝ち切った部分に成長の跡。履正社が昨年度全国4強・東海大仰星撃破!:大阪
ゲキサカ / 2017年11月6日 16時45分
延長戦に入り、一番の盛り上がりを見せたのはその後半7分。左サイドを抜け出したMF東龍星(2年)が倒され、東海大仰星がPKを奪った場面だった。「PKになった時に時間を見たら、残り時間がなくて、厳しいと感じた」と左居は振り返るが、GK瀧浪朋生(3年)が足でキックをセーブ。ピンチを凌いだ履正社は素早くカウンターに転じ、相手ゴール前まで持ち込んだが、ゴールは奪えず、勝負の行方はPK戦へと突入した。ここでは4人のキッカーが成功した履正社に対し、東海大仰星は2人の選手がキックを失敗。この結果、履正社が勝利し、選手権出場に王手をかけた。
決して格好いい勝ち方ではないが、負ければ終わりの選手権は負けないことに価値がある。平野監督は、「自分たちのサッカーで勝てれば一番良いけど、相手も我々のことを見ている。僕らが得意なのがパーだと思えば、相手はチョキを出してくるから、対策しなければいけない」と表現したように、相手に合わせた戦いでも粘り強く勝てたことは、大きな収穫。夏までは苦しい展開を勝ち切れなかったチームの成長の証でもあり、左居は「これまで3回の試合は、最後の10分、15分の所で失点をしていた。80分、または延長を含めた100分通して、絶対にゼロで抑える気持ちで身体を張れたと思う」と胸を張った。この勝ちを無駄にしないため、そして成長した姿を全国に見せつけるため、履正社は決勝戦もどん欲に白星を掴むつもりだ。
(取材・文 森田将義)●【特設】高校選手権2017
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