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「古豪ではなくて強豪になりたい」。今年3戦全敗の難敵突破した関西学院、49年ぶり全国ヘ王手!:兵庫

ゲキサカ / 2017年11月7日 7時22分

 4試合で21得点の相手を1失点に抑えることはできたが、ボールを奪った後のプレーは反省点だった。失点シーンも、CBの選手がボールを持ったところでパスを出す先を見つけられなかったことがボールロストにつながっている。それまで守備力と空中戦の強さで最終ラインを支えていた西川は「(ボールを失ったことで)慌ててしまった。その後、(対峙した三島にボールが入ったところへ)タイトに寄せることができなかった」と悔しさをにじませた。

 勝利した関学高は「今年、同じ相手に3回負けている。4回目はないよ」という山根誠監督の激励を見事に実行してみせた。「後半は風下になるので、落ち着いてポゼッションしていこうと選手に伝えた。それが、あの1点につながった。あのときはパスが4本ほどつながった」(山根監督)という風が強い環境を踏まえた指揮官の指示も功を奏している。

 また、無失点で80分を戦い抜いた守備についても「(三田学園の10番の)井浦は上手くて、距離を空けるとやられるので、複数でカバーしようと話していた。中盤もセカンドボールをよく拾ってくれました」(DF水田和真、3年)という狙いを実行できていた。

関学高が決勝戦の舞台へたどり着いたのは2006年度以来、11年ぶりだ。全国大会は過去に10回出場しているが、最後に兵庫県大会を制したのは1968年度。「昔は強かったらしいけれど、僕たちが生まれる前の話。古豪ではなくて強豪になりたい」(三島)という思いを実現させるための舞台へ、チーム一丸となって挑む。

(取材・文 雨堤俊祐)●【特設】高校選手権2017

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