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Jでもアシスト王の実力を…甲府入団内定の国士舘大MF荒木は指揮官評価の「ラストパスの精度」で勝負

ゲキサカ / 2017年11月7日 22時52分

1部昇格を決めた国士舘大のMF荒木翔(4年=日本航空高)

[11.5 関東大学2部L第20節 国士舘大1-1東京学芸大 多摩市立陸上競技場]

 国士舘大が来季の1部昇格を決めた。2部リーグの優勝と同時に決めることは出来なかったが、MF荒木翔(4年=日本航空高)は「1年での復帰が目標だったので」と、まずは安堵した。

 荒木は卒業後、ヴァンフォーレ甲府への入団が内定している。夏場に練習参加をして、9月に入団内定を発表した。吉田達磨監督には「自分のキックというか、ラストパスの精度がいい。今いる選手にない部分がある」と評価してもらったという。

 甲府にはさらに荒木が慕う人物がいる。現在、トップチームでアシスタントコーチを務める堀井岳也氏は、荒木の日本航空高時代にコーチを務めていた。「高1、高2の時のコーチだった。2年生の時は岳也さんのチームでやっていて、ターニングポイントになったのはあそこだと思っている。岳也さんの下でもう一回やりたいということはずっと思っていた」。

 荒木は大学2年生の時に1部リーグでアシスト王を獲得して、大学サッカー界屈指の注目選手になった。急成長の裏には、高校時代から刺激し合える関係だったFW山口和樹(4年=日本航空高)の存在もあるという。「ライバル視しているつもりはないけど、あいつは1年生で新人賞を獲った。凄いと思ったし、自分は試合に出れていなかったので、単純に悔しかった」。

 卒業後は荒木は甲府、山口は湘南ベルマーレでプロ生活をスタートさせる。「国士で本気でサッカーをするのであれば、普通に就職するよりサッカーをやろうよって、高校を卒業するときに言っていた。お互いプロのサッカー選手になろうと話をしていた」という2人が、今後も刺激し合いながら、プロで成功するという次なる夢を叶える。

(取材・文 児玉幸洋)●第91回関東大学1部L特集

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