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[AFC U-19選手権予選]氷点下14度の「アジアな試合」を制し、U-18代表が全勝の予選突破!

ゲキサカ / 2017年11月8日 21時15分

 後半、業を煮やした影山監督が「試しに一度引いてみろ」とあえて隙を作ってみたものの、タイが攻め気を見せることはないまま。FW田川から「影さん、どうしようもないですよ」との声を受けて、再び前半のような地道に人海へ挑んでいく攻めを繰り返すこととなった。そして、こういう流れで重要なのはやはり交代メンバーだ。後半16分、日本ベンチは最初の交代でFW安部裕葵(鹿島)をサイドハーフへと投入する。ここまで状態が万全でないという判断で先発を見送られていたが、J1リーグで実績を積み上げてきたのは伊達ではない。「(安部)裕葵が入って流れが変わった」(田川)。

 直後の17分、その安部がサイドから送り込んだボールをDFがクリアし切れなかった展開から田川が相手と競りながら自分のシュートポジションへ持って行く力強さを見せての左足シュートを突き刺す。

 このわずか3分後に、「ゆるんでいてやられそうな雰囲気があった」(齊藤)中で、相手FWチョカナン・サイマインにスーパーゴールを決められてしまったものの、「あそこで折れないのが良かった」(影山監督)。直後のキックオフからCKを奪うと、咄嗟の判断で始めたショートCKを受けた齊藤がワンタッチで入れると、再び田川がこれをねじ込み、瞬く間に勝ち越し点を奪い取った。

 結局、試合はこのまま終了。日本は体調不良で出遅れて出番のなかったDF阿部海大(東福岡高)を最後に投入する余裕も見せて、2-1で勝利。この日もマイナス14度を記録するという「ちょっと感じたことのない寒さ」(影山監督)の極寒環境の中で見事に3戦3勝。厳しい戦いの中でチームの絆も深めながら、2年後のU-20W杯に向けた確かな第一歩を刻んでみせた。

(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
AFC U-19選手権2018予選

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